1.日 時 : 平成8年10月18日(金) 14時00分〜16時00分
2.場 所 : 大蔵省第一特別会議室
3.議 題 : 金融商品に係る会計処理基準のあり方について
4.議事内容: 金融商品に係る諸外国の会計基準、金融取引と時価会計等について
委員等からのヒアリングを行った。
5.主な意見
審議の際して出された主な意見は次のとおり
○ 金融商品について網羅的に検討することは望ましい。各論としては、複合金融
商品に関する検討を早く行っていただきたい。
○ 昨今、開示内容が充実してきていることは歓迎している。先般のデリバティブ
取引に係るディスクロージャーの充実は大変意義深いものと認識している。ただ、
ディスクロージャーの限界もあり、実態的な損益等を財務諸表本体に反映させる
ことが必要ではないかとの認識を持っている。
○ 有価証券やデリバティブ取引の含み損益を全て実現損益と一緒にして損益計算
に入れるというのは、投資意思決定に当たって難しい問題があるのではないか。
保有目的や取引目的を考慮した取扱いが必要ではないか。
○ デリバティブ取引の会計処理にはヘッジ会計の導入が必要であるが、実際には、
相当複雑な取引もあり、取引の実態を反映し、かつ、実効可能なヘッジ会計を検
討していくことが重要である。
| 担当者及び連絡先 大蔵省証券局企業財務課 寺田、平松 TEL 03-3581-4111 |