電子マネー及び電子決済の環境整備に向けた懇談会第3回会合の模様(概要)




                                                                                

1.日  時    平成9年11月11日(火)10時00分〜12時10分                  

2.場  所    大蔵省第2特別会議室(合同庁舎4号館4階)                        

3.議  題    ・神戸ICカード実証実験の現状と今後の電子マネーに期待するもの    

                (田渕特別委員)                                                

              ・電子マネーの利便性と普及にあたっての留意点                      

                (高橋特別委員)                                                

              ・財金融情報システムセンターにおける電子決済・電子マネー          

                に関する研究の概要                                              

                (菅野委員)                                                    

4.議事経緯                                                                    

  11月11日(火)、電子マネー及び電子決済の環境整備に向けた懇談会第3回会合が

開催された。会合の模様は概ね以下の通り。                                        

                                                                                

(1) 上記の議題の通り、各特別委員・委員から電子マネーに対する取組み等についてプレ

ゼンテーションが行われた。                                                      

                                                                                

(2) その後、質疑応答が行われた。                                                

主な内容は以下のとおり。                                                        

・神戸ICカード実証実験では、各カード会社の加盟店で共通して利用できる仕組みとな

っており汎用性が確保されている。                                                

・上限額は3万円である。上限額は高い方が利用者のリロード回数が減るので利便性が高

まるが、紛失の際は利用者の負担となるので、両者を考慮してそのような設定とした。  

・ICカードの機能を利用すれば個人情報に基づくマーケティングも可能であるが、それ

とプライバシーをどのように考えるかは重要な問題ではないか。                      

・電子マネーの取引ルールは実証実験の促進のため約款で可能な限り対応するが、併せて

その限界を明らかにする作業が重要。                                              

・クレジットカードの場合、盗難保険が適用され、その保険料はカードの年会費で負担し

ている。電子マネーの盗難・紛失の際の保険の適用可能性について検討すべきでないか。

                                                                                

  第4回、第5回の会合はそれぞれ12月3日(水)、12月25日(木)に開催する予

定。                                                                            

                                                                                
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本議事概要は、暫定版であるため今後修正がありえます。