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第2回金融審議会第2部会議事要旨
1.日 時:平成10年12月18日(金) 10時00分~12時00分 2.場 所:大蔵省第四特別会議室 3.議 題:金融システム改革下の銀行業について 4.議事内容 |
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初めに、倉澤部会長の挨拶と、事務局よりの初出席委員とオブザーバー参加者の紹介がなされた。 |
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次に、金融を取り巻く最近の状況として、事務局から日本債券信用銀行に対する特別公的管理についての説明があり、質疑が行われた。 |
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次に、「金融システム改革下の銀行業・銀行規制」について、事務局からの説明及びオブザーバーからの発表が行われ、続いて質疑応答が行われた。 委員からは以下のような意見が出された。 |
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銀行の業務はこれから総合金融業務にシフトしてゆくことが強調されていたが、銀行利用者の中での預金者の重要性は引き続き変わらないものと思われる。 |
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銀行が多様な業務展開を行っていく中で、利用者が安心して取引を行うことができる環境を整備することが必要である。 |
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今後残された課題 |
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一つはディスクロージャーや公正取引ルールの拡充であるが、更に違法行為に対する充分なサンクションが与えられるシステムを構築することが大切である。 |
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こうした観点からはクラス・アクションのような制度も重要である。 |
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銀行業は衰退産業だと言われるが、本当か。またはいかなる意味でそうなのか、考えていってはどうか。 |
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銀行の利用者一般の中で、預金者にだけ公的なセーフティーネットが提供されていることをどう考えていくのか、ということが基本的な論点になっていくものと思われる。 |
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続いて、「保険相互会社の株式会社化」についてオブザーバーからの資料を用いた説明があり、質疑応答がなされた。以下のような意見が出された。 |
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問題意識はよく分かったが、今後具体的に何をやりたいのか論点を整理していくことが必要である。 |
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保険の新規契約者等にはマイナスの寄与分が発生すると思われるが、それに対する対処はどうするのか。 |
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株式会社化の問題は業界として慎重に見受けられたこともあったが、今や積極的になっているのを見ると、時代が変わったと感じる。 |
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ソルベンシーマージン比率に負債サイドのリスクが反映されていないなど、現状の保険会社のディスクロージャーは問題があるのではないか。 |
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続いて、「個人信用情報保護と利用の問題」について、事務局からの資料を用いた説明がなされた。 |
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次に、個別テーマごとのワーキンググループの人選に関して部会長と事務局に一任することが会長より提案され、承認。また、次回の日程・テーマについて事務局からの提案があった。
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