1.日時 :平成8年11月19日(火) 15時30分〜16時30分
2.場所 :合同庁舎四号館4階 第二特別会議室
3.議題 :(1)総理からの御指示について
(2)総合部会、デリバティブ特別部会
及び企業会計審議会の審議の進捗状況等について
4.議事内容
まず、三塚大蔵大臣より、我が国金融システムの改革に関する総理からの御指示につ
いて挨拶があった。
その後、総合部会、デリバティブ特別部会及び企業会計審議会の審議の進捗状況等に
ついて事務局より説明がなされ、一般討議が行われた。
<主な意見>
○新政権の重点課題の一つとして、金融資本市場改革に取り組むことを挙げられたこと
は、改革に大きな推進力を与えるものであり、証券取引審議会の一員として歓迎した
い。
○各部会での審議が、既存の証取法の枠内で議論されていないか懸念を抱いている。抜
本的に証券市場のあり方を考え直さなければならないので、これからの金融システム
全体を考え、その中で証券市場がどのような位置を占めるのか、どんな役割を担うの
かという議論から出発してほしい。
○市場改革のなかで、証券市場の各方面に大きな影響を与えるものについては、金融シ
ステムの安定性に細心の注意を払いつつ進める必要がある。
○証券取引制度の改革は、より効率的で、公正な市場運営を可能にし、我が国証券市場
を国際的にみても使い勝手の良いものとすることが目標。
○個人にとって分かりやすい形で情報を提供することが投資家保護に繋がる。
○証券業は情報提供サービスも含めて考えれば、大きな成長産業であろう。
○手数料の固定制は、証券会社の経営の健全性のために、ブローカー業務を主体として
、注文は全て取引所に集中する、という我が国証券市場の基本的枠組みと深く結びつ
いている。フリー・フェア・グローバルな市場構築のためには、そのような構造的な
問題を踏まえて、証券会社の業務の自由化や、取引システムのあり方等を総合的に検
討する必要がある。
○電子化がうまく進めば、個人にとっては使いやすい市場に繋がると希望を抱いている。
+−−−−−−問い合わせ先−−−−−−−−−−−−−+
|大蔵省証券局総務課調査室 森田、小桐間 |
|TEL 3581-4111 (内線 5434) |
|本議事要旨は暫定版であるため今後修正がありえます。|
+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+