活用
事例

業種別支援「着眼点」
YouTubeを通じて新しい展開

動画が営業店内での話題に

郡山北支店では、女性行員を含め若手でまだ融資業務に関わっていない行員や経験の浅い行員が、休憩等の時間に「着眼点」の読み上げ動画(金融庁YouTube)を視聴する姿が見られた。

1本10分程度の動画はすき間時間にも見ることができ、取引先を訪問する前に見ておくと良いことや、ビールとハイボールの原価率、ナレーションのキャラクターの声なども話題に上がっている。こうした若手にとっては、スマートフォンで動画を視聴することが一般的であるため、着眼点の読み上げ動画は非常に受け入れられやすいものとなっているようだ。

休憩時間など、空いた時間でYouTube動画を視聴。手軽に視聴できるハードルの低さを有効活用。

人材育成への活用

本部からは、融資・渉外の人材育成のツールとして、「着眼点」の特長についてオリジナルの漫画も使いながら支店に紹介しており、行内からは事業者支援の際の会話の引き出しが増えたという声も聞かれている。業界に精通した経営者への敬意を持って傾聴し、お客様の実態の理解や深度あるコミュニケーションを行うためのツールとしての活用を促している。事業者支援に携わる人材育成のきっかけにしながら、営業店内の会話から活用が広がっていくことも期待されている。

今後の取組

現状、お客様の実態把握に関してはまだ課題が多く、行員への教育や情報共有の手段として、動画などの新しいツールの活用が求められている。全行員を対象にした勉強会、TV会議システムを活用したオンラインのセミナーの開催も検討している。

今後、他の金融機関の取組みあるいは新しいアイディアも参考に、顧客のニーズに合わせたより具体的な支援策の展開とあわせ、「着眼点」を企業支援の一つの共通言語として活用していきたいと考えている。

担当者ヒトコトコメント

「着眼点」は使える!と営業店担当者に知ってもらうことが重要。写真や漫画の活用等など、発信方法を工夫しました。

「着眼点」活用の
ポイント

  • 01

    若い世代に受け入れられる動画

    スマートフォンに馴染んでいる若い世代の行員には「着眼点」のショート動画は受け入れられやすく、営業店ではすき間時間に視聴されている。

  • 02

    オリジナルの漫画も活用

    本部からの周知には、オリジナルの漫画も使用しながら、「着眼点」を活用したお客様の実態の理解を促している。

  • 03

    営業店内の話題や人材育成のきっかけ

    営業店内で事業者支援について若手を含め話題・関心事となり、融資・渉外人材の育成にもつながっていくきっかけになることが意図・期待されている。


  • ※提供 東邦銀行
  • ※令和5年度「業種別支援の着眼点の拡充や普及促進に向けた委託事業」(金融庁委託事業)において、メディアラグ株式会社が収集し作成したものです。
  • ※本活用事例の内容については、2023年9月時点の情報を基に作成しています。