渡辺内閣府特命担当大臣内外記者会見の概要

(平成20年2月22日(金)19時30分~19時45分 場所:釣魚台国賓館(北京))

【大臣より発言】

本日は、東証北京事務所の開設式典にあたり、国会を拝み倒して出席をさせていただくことになりました。ご案内のように日本は国会が大変力が強いものですから、国会会期中に非常に難しいのではありますが、ご理解をいただきまして何とか間に合うことができました。北京事務所の開設にあたっては、NYSE、ニューヨーク証券取引所の時には、ポールソン財務長官が出られたそうであります。また、LSE、ロンドン証券取引所の事務所の時には、ブラウン首相が来られました。ということで、私も担当大臣として来なければいけないと思いまして、何とか出られて大変よかったと考えております。

式典の前に、尚福林(中国証券監督管理委員会)主席とお会いをいたしまして御礼を申し上げました。また、今後のご支援の要請もしたところでございます。日中両国の金融当局の一層の連携強化ということでお互い意見が一致をいたしました。

更に、本日、中国銀行業監督管理委員会との間で、いわゆるQDII(適格国内機関投資家)制度に係る監督協力の枠組みを構築いたしました。細かい話は事務方に聞いていただきたいと思いますが、これによって中国の投資家の皆様が中国の商業銀行経由で日本の為替等で資産を運用することが可能になるわけでございます。日本への投資を大いに歓迎いたします。

また、北京事務所ができ、成長著しい中国企業が更に日本市場という場所を使って、資金調達がもっと活発になることを望んでおります。今のところ、中国企業の日本での株式公開は3社しかございません。大変寂しい限りでございます。日本には、ソブリン・ウェルス・ファンド3兆ドルの5倍以上の家計の金融資産がございますので、大体14兆ドルの家計の金融資産がありますので、ぜひ日本市場を使って資金調達を果たしていただく企業がたくさん出てくることを望んでおるわけでございます。

今後とも官民色々なレベルでの日中両国の金融資本市場での連携、交流を図ってまいりたいと考えます。

私の方からは以上です。

【質疑応答】

問)

本日、自民党(国家)戦略本部で日本版のソブリン・ウェルス・ファンドの検討に入ったそうですが、大臣のお考えをお聞かせください。それと中国のソブリン・ウェルス・ファンドの部分とその結果についてお聞かせください。

答)

日本には、外貨準備、あるいは年金の財産をはじめとして、国の懐に溜まっているお金が結構ございます。外貨準備は中国ほどございませんが大体1兆ドル、公的年金の財産は大体2兆ドルぐらいあります。これを全部ソブリン・ウェルス・ファンドのような形で運用するというのはちょっと考えられませんが、運用の仕方をもっと効率化しようという議論は行っております。

日本は、国の出る幕をできるだけ小さくして、民間の力を活用しようという大きな方向性の中で政策を行っておりますので、そういう流れの中で日本にソブリン・ウェルス・ファンドを創設すべきかどうか、私のところの金融市場戦略チームで今、調査、分析、検討をしているところであります。

中国投資有限責任公司(CIC)については、先日、高西慶さん(総経理)と、東京でお会いをし、忌憚のない意見交換をしました。これからの投資戦略についても概略をお聞きいたしました。日本市場への投資について大変関心を持っているということも分かりました。そして、その投資の目的は、経営権の取得ではなく、純粋な投資、すなわち利回りを主な目的にした投資であるということもよく分かりました。

ソブリン・ウェルス・ファンドについては、国際的な議論の高まりの中で、ベストプラクティス(最良慣行)を求める、すなわち、投資する方、受け入れる方、共にウィン・ウィンの(双方にとって利益のある)関係が構築できることが望ましいと考えております。日本はCICの投資を大歓迎します。

問)

先ほどの説明で、QDIIによって中国の投資家が商業銀行を通じて投資が可能になる、あるいは今大臣のお話にもありましたように、中国からの投資を大歓迎するとのことですが、その投資が順調に流れていくために、日本の市場の整備というところでは課題があると思いますが、そこはどういうところから手を着けていかれますか。

答)

今国会にそのような市場整備の法案を提出いたします。例えば、プロ向け市場を創設すること、このプロ向け市場においては、プロが様々な金融商品の売買を行う上で使い勝手のよい、そういうレギュレーション(規制)を作ってまいります。

また、金融商品の品揃えを多様化いたします。今、国際的に金の価格、あるいは1次産品価格が高騰をいたしておりますが、そういった商品、工業品の取引についても大幅に規制緩和をしてまいります。まずはETF(上場投資信託)という形でそういったものを組み込む品揃えを充実してまいります。

どうもありがとうございました。

(以上)

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