渡辺内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成20年3月14日(金)9時45分~9時53分 場所:国会内)

【大臣より発言】

おはようございます。私の方からはございません。

【質疑応答】

問)

日本銀行の人事ですが、差替えを検討されているようですが、どうお考えでしょうか。

答)

誰がやるかということも大事なことですが、何をやるかです。何をやるかという点でこの前のヒアリングはちょっとがっかりでした。こういう円高といいますか、ドルの独歩安が進んでいくときに、日本のとりうるマクロ政策というのは、極めて限られているわけであります。財政に頼るわけにはいかない、(為替)介入というのも難しいということになれば、これは金融政策しか残ってないわけですから、こういうときに金融政策の司令塔が全く決まらないというのは異常な状況です。何をやるかという原点に立ち返って、早急に空白状態は解消すべきだと思います。

問)

昨日円高が進んだのですけれども、日本経済に対する影響をどうお考えですか。

答)

円高というよりも、ドルの全面安という感じです。これはダラー・クライシス(ドル危機)になることが一番困るわけです。この数年間、ずっと世界経済の牽引役であったアメリカ経済が実は構造的な問題を抱えていたわけです。三つ子の赤字という問題です。それをお金の面で上手に回転をさせていくためにアメリカにお金が流れ込んでいく必要があったわけです。そういう歯車が逆回転をしてきたということになると、これは非常に厄介なことになります。

日本としては、先ほども申し上げたように、マクロ政策で打てるものが限られてしまっています。5年前には大量の為替介入をすることができました。その大量介入をしたお金を非不胎化する、つまり日本銀行が回収をせずにそのまま放置をしておく、この金融政策は本当に効きました。瞬く間に金融・資本市場が安定化をしていきました。先ほどの話につながりますけれども、金融政策の司令塔が空白状態であるということは一番よくないことだと思います。

問)

公務員改革ですけれども、昨日自民党の国家戦略本部で会合がありまして、大臣の案を支持する声、それから反対する声がそれぞれありました。党内論議が高まっていることをどう思われますか。

答)

大変結構なことだと思います。残念ながら、まだ政府案が決まっておりません。私としては早く各省協議にかけたいのでございますが、大体かけられる準備は整っているのですが、残念ながらそれに至っていないという状況です。

一方、国家戦略本部では以前から積極的にこの問題を取り上げていただいておりまして、私としては大変ありがたく思っております。昨年の国家公務員法改正では行革本部にも何度も平場の議論を開いていただくようにお願いをした経緯があったのですが、行革推進本部としては政府案が固まらないと審議ができないということで、去年は平場の議論は2回ぐらいしか開いていただけなかったかと思います。国家戦略本部で積極的に、前広にこの問題を取り上げていただいていることは、私にとっては心強い限りであります。百万人の味方を得た思いであります。

問)

サブプライムについてですけれども、瀧野川信金という信用金庫に対する資本支援という話が出ております。まず、これの事実関係と、株安もある中で3月期末を迎えますが、日本の金融機関に対する影響について、改めて大臣のお考えをお聞かせ下さい。

答)

個別の話についてはコメントいたしません。一般的に、サブプライム問題については、早め早めのヒアリングを行っております。全体としてみれば、相対的に日本の受けたダメージが軽微であったということが言えようかと思います。個別的にリスク管理の必要なところがあるとすれば、資本増強の必要なところがあるとすれば、まずは自助努力で行っていただく、ということが大事なことであります。LCFIと言われる巨大複合金融機関においては、まさしく資本不足ということが大問題となって、「資本は取れるうちに取っておけ」などという方もいらっしゃるくらいですから。日本では幸い、そういうことが大々的に起こっている状況ではまるでないわけでございますが、個別的に資本が必要であるというところがもしあるとすれば、それは資本増強を図ったらいいだけのことではないでしょうか。

問)

先ほどの日銀総裁の人事についてですけれども、政府内で「差し替えてでも空白を避けるべきだ」という議論があるようなのですけれども、大臣はそこのところはどのようにお考えでしょうか。

答)

どのようにやるかは官邸のご判断ですからいちいち口を差し挟みませんが、何をやるかという議論がとても大事な段階なのです。今、こういう時に、金融を引き締める方がいいのか、金融を緩和すべきなのか、明らかなのですね。そういうことを機動的に議論しなければいけないのに、空白状態であるということは、異常なことです。

問)

先ほど、(日銀総裁人事にかかる)ヒアリングについてがっかりしたとおっしゃいましたけれども、それは総裁候補、副総裁候補の考え方と、大臣の考え方が違うのでがっかりされたという理解でよろしいでしょうか。

答)

議論が深まらなかったという意味で、がっかりしたということです。福井路線を支持してきた方、つまり、武藤総裁候補と白川副総裁候補と、どちらも福井路線なのでしょう。片方が当選確実となって、片方が落選してしまったということでは、一体これは何だという感じですね、私の立場からいくと。福井路線が正しかったのかどうかという議論が、あそこ(ヒアリング)では全然深められなかったのではないでしょうか。

(以上)

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