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渡辺内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成20年5月13日(火)12時20分~12時26分 場所:国会内)

【大臣より発言】

お待たせしました。どうぞ。

【質疑応答】

問)

国家公務員制度改革基本法案ですが、金曜日(9日)に本会議で質疑が始まりました。与党、野党ともに賛成・反対それぞれありまして、意見集約が難航しているような状況なのですが、会期内成立を危ぶむ声もありますが、大臣のご見解はいかがでしょうか。

答)

出した以上は是非会期内成立をお願いしたいと思います。ここで継続(審議)にするというのは、廃案になる可能性が極めて高いのです。ここまで来た以上、今国会で是非成立させていただきたいと思います。

問)

三菱東京UFJ銀行の方で昨日システムトラブルがありました。これについての受止めはいかがでしょうか。

答)

十分念入りに点検し試験を重ねてきたはずなのに、なぜこのようなところで不具合が起きたのか、非常に残念です。メガバンクがシステム統合をして「メカパンク」をしてしまった失敗例というのはあるわけですから、十分な配慮と点検をもってこのようなことが二度と起きないようにしてほしいと思います。同行においてシステム統合は、まだまだこれから先も続くわけでありますから、今回の不具合が起きたことを踏まえて二度と起きないようにしてほしいと思います。

問)

三菱東京UFJ銀行の件ですが、金融庁が直前までシステム検査に入って、ある程度監視態勢を強めていたと思うのですが、その中で(システム障害が)起きてしまったことについてはいかがでしょうか。

答)

プログラムの不備ということが言われていますけれども、どのような原因でこうした不備が起きたのか、きちんと追及していく必要があると思います。

問)

昨日の三菱東京UFJ銀行側の広報態勢ですけれども、セブン銀行以外のゆうちょ銀行などでもトラブルがあったのですが、それに対する報道発表が、昼までに金融庁に報告していたにも関わらず、夜の7時ころとかなり遅かったのですけれども、このような情報開示態勢のあり方についてはいかがお考えでしょうか。

答)

どのような具合でタイムラグが起きたのか報告は受けておりませんが、このような不具合から生じる問題というのは、お客様に大変迷惑をかけるわけですから、「不具合がありました」という報告をきちんと出してもらうことが大事です。その上でお客様に迷惑をかけない取組みが必要だと思います。

問)

今週メガバンクの決算がありますが、サブプライム損失について、欧米より一桁小さいということもありますが、サブプライム以外のところにも損失が広がっているということですけれども、特にFSF(金融安定化フォーラム)の最終報告があってから初の決算発表ということになります。情報開示のあり方について期待されているところはありますでしょうか。

答)

やはりこれはサブプライム関連商品だけではなくて、景気の悪化で消費者クレジット、オートローンなどそういったものに波及をする可能性があります。また、LBO(レバレッジド・バイ・アウト)とかその他の証券化商品にも及ぶ可能性があるわけですから、それぞれの金融機関において適時適切な開示を行っていくことが大事だと思います。

問)

東北の方で、荘内銀行と北都銀行の経営統合に向けての協議が始められたということですが、こういった地域銀行の統合をどう思われますか。

答)

その統合の具体的な話は聞いておりませんけれども、一般論として、地域金融機関がそれぞれの生き残りをかけた経営戦略を練った結果、統合をしていくというのは、それぞれの経営判断でございますが、大変結構なことだと思います。

問)

昨日、中国の四川省で地震が起きましたけれども、現時点で日本の金融機関の被害など聞いておられるでしょうか。

答)

すみません。まだ聞いておりません。

問)

これから衆議院の本会議で(道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部を改正する法律案の)再議決が行われる予定ですが、一般財源化に向けて閣僚の一人としてどう思われていますか。

答)

今朝の閣議でこの決定を行ったところです。一般財源化をするというのは行政改革推進法(簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律)に書いてあることでありますから、行革担当大臣としても大変結構なことだと思います。行政改革推進法がその実現により近づいたということであろうかと思います。

(以上)

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