英語版はこちら新しいウィンドウで開きます

渡辺内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成20年5月20日(火)9時37分~9時45分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

どうぞ。

【質疑応答】

問)

消費者庁の件についてお聞きします。各省で議論が始まっているようですけれども、先週お聞きしましたが、金融担当大臣として金融庁所管の法案について消費者庁との関係をどのように考えるかお聞きしたいと思います。

答)

いつも申し上げますように消費者庁構想については基本的に賛成であります。岸田大臣から具体的な話がありましたら、そのときに私の方からも政治家としてご意見を申し上げたいと思っております。

金融庁はかねて護送船団金融行政と決別をいたしまして大転換を遂げてきております。当然、大転換の大きな柱が投資家保護・利用者保護というパラダイムであります。岸田大臣からのお話を待ちたいと思います。

問)

次に足利銀行の件ですけれども、先週、(銀行)持株会社の認可をされて、今日決算発表があるということで3月末の数字が固まります。また、出資交渉も進んでいるようですけれども、改めて、7月に発足する足利銀行について期待するところをお聞きしたいのですが。

答)

まず、決算発表でどれくらいの債務超過になっているか、それを待ちたいと思います。イグジット(出口)が決まっておりますので、新しく蘇ったときには、是非、地域金融機関として最先端のモデルで金融サービスを行っていただきたいと思います。この4年間の努力が無駄ではなかったと、まさにリレーションシップバンキングのモデルになりうるような、そういう銀行になってほしいと思います。

問)

同じ年に国有化されたりそな銀行(ママ)について、先週で丸五年経ちましたということで、これまでの取組み等を検証されているわけですけれども、りそな銀行に関してはまだ2兆3,000億円の公的資金が残っておりまして、株価も低迷気味であるという、りそなホールディングスの現状について大臣はどのように見ていらっしゃるのかお聞きしたいのですが。

答)

預金保険法第102条の1号措置がりそな銀行、3号措置が足利銀行と対応が分かれたわけです。りそな銀行の方は株主責任を問わないという形で公的資本の増強が行われ、今日に至っております。公的資金をできるだけ早く返していただくということが大事であります。

是非とも、りそな銀行にはそうした出口に向かって最善の努力をしていただきたいと思います。

問)

銀行決算についてですが、まだ全部が出揃ったわけではありませんが、金融庁はこれまでFSF(金融安定化フォーラム)報告を受けて、各金融機関に証券化商品に関して自らの判断で適切な開示をということで要請しているところだと思いますが、銀行の決算発表を終えた株価の推移を見ると、マーケットの方がきちっと評価しているのか、評価していないのか、なかなかつかみにくいところであるわけですけれども、大臣は現時点での開示内容についてどのように見ていらっしゃるのでしょうか。

答)

マーケットの評価についてはいちいちコメントはいたしませんが、それぞれの銀行・金融機関において、きちんとしたリスク管理が求められます。それを自らの判断によって適切な開示をやっていただくというのが基本です。金融庁として、金融機関がリスクを取るなというつもりは全くございませんし、金融機関はリスクを取って初めて金融ビジネスが成り立つわけです。ですから、適切なリスクテイク、その上でリスク管理を適切に行っていただく、そしてその結果、途中経過をきちんと開示をしてもらうというのが基本でありますから、それぞれの金融機関の判断に従って、ディスクロを適切に行っていただきたいと思います。

問)

岸田大臣との折衝の日程は固まっているのでしょうか。

答)

まだ、全くオファーはきておりません。

問)

今週中ぐらいには行われるのでしょうか。

答)

いつも隣の席に座りますけれども、何らお話はございません。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る