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自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成23年10月28日(金)8時27分~8時31分 場所:官邸内)

【大臣より発言】

特にありません。

【質疑応答】

問)

オリンパスの件なのですが、現在、海外の投資家からも色々と意見が出されるなど、かなり難しい局面を迎えていると思うのですけれども、大臣は現状をどのようにお考えですか。

答)

オリンパス(株)に関し、個別案件でございますから、私からコメントすることは、基本的に市場と行政機関との関係として、差し控えさせていただきたいと思います。

しかし、一般論として申せば、ご存じのように、やはり市場の公正性・透明性を確保するためには、各上場企業等において企業統治が十分に発揮され、適切な情報開示等がなされることが欠かせないものと考えております。こうした観点から申し上げれば、内外の投資家から寄せられた情報開示の要望に的確に応えていくことは、極めて重要であると考えております。

金融庁としては、東京証券取引所等と連携しながら、今後とも、各上場企業等における適切な企業統治の発揮と、情報開示の確保に努めてまいりたいと思っております。

問)

今回の件で、海外から見て、日本の企業のガバナンスは問題があるのではないかというようなことについてはどう思われますか。

答)

もしそういう傾向があるとすれば、それは大変残念なことでございますが、しかしながら、基本的にこれは個別の案件でございますから、さっき言いましたように、日本の市場が公正で透明性があって、やはり活力がないといけませんから、そういったことをきちんと原則として、金融庁はその土俵をつくる役割でございます。その土俵の中で、お客様が興奮する相撲をどのようにとって頂くかというのは、各企業の企業統治を始め、まさに企業の持っている活力と能力です。思い切って土俵の上で相撲をとって頂くわけでございますけれども、当然、今言いましたように、相撲でもルールがございますから、そのルールをしっかり守っていって頂きたいと思っております。

問)

日銀が追加緩和に乗り出しましたけれども、どうご覧になっていますか。

答)

評価いたしております。昨日、(日本銀行の)白川総裁から(金融)政策決定会議の後、私の方にも連絡がございまして、評価いたしております。

問)

3日連続、円が最高値を更新していますが、政府、日銀の円高対策は十分とお考えですか。

答)

これは、所掌が財務大臣ですけれども、皆さん方もご存じのように、今回の円高について、一昨日、深夜までかかって、ヨーロッパ、EU27カ国、ユーロ17カ国の首脳が、10時間以上会合を行って、おかげさまで、話がまとまったようですから、それを日本としても高く評価いたしております。私は国会でも申し上げておりますように、きちんとヨーロッパのことは、まずヨーロッパで決めて頂く。その後、色々なヨーロッパの金融情勢、経済情勢が安定することは日本国の国益ですから、そういった意味でしっかり協力できるところは、内閣としてもしっかり協力していくことが必要であると私は思っております。

問)

政府、日銀としてできることは、もうないということですか。

答)

ご存じのように、昨日も財務大臣が、(参議院)財政金融委員会において私の横で、色々と答弁しておりましたけれども、当然、色々な政策的なツールはあると思います。

(以上)

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