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自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成24年1月27日(金)9時37分~9時44分 場所:国会内)

【大臣より発言】

今日は特別ございません。

【質疑応答】

問)

昨日、財務局長会議がありまして、地域の経済の状況、資金繰りの状況など報告あったかと思いますが、どのように捉えておられますか。

答)

昨日行われた財務局長会議については、残念ながら、私自身は公務のため、冒頭のみ出席し、挨拶をさせて頂いたということでございます。

同会議においては、各財務局長から、各地域における中小企業の業況は、総じて、改善傾向にあるものの、未だ厳しい状況にあり、長引く円高の影響や欧州の財政・金融問題の影響を懸念する声があったというふうに報告を受けております。また、こういった厳しい状況を受け、各地域において、金融機関が外部機関と連携し、中小企業再生支援協議会等を活用するなどして、地域の中小企業を支えるための努力を続けているとの報告があったというふうに聞いております。

また、財務局においても、特に連携が大事でございまして、経済産業局や自治体その他関係機関とも緊密に連携を取りながら、地域における中小企業金融の円滑化のために一層の努力をして頂きたいというふうに考えております。

問)

地方の中でも、特に東日本大震災の被災地について、これまで手形の不渡猶予の措置とられてきました。これが3月で打ち切られるというような報道ありましたけれども、このことについてはどうお考えでしょうか。

答)

手形の不渡処分猶予措置の終了時期については、本措置の利用状況や今後のニーズなどについて考慮しつつ、全国銀行協会で適切に検討されているものと承知をいたしております。

問)

今日、金融審議会総会があると思うのですけれども、どんな点を中心に考えられているでしょうか。

答)

本日開催の金融審議会総会においては、昨年12月に取りまとめられました、「保険会社のグループ経営に関する規制のあり方ワーキング・グループ」及び「インサイダー取引規制に関するワーキング・グループ」における審議の結果をご報告頂く予定に致しております。

この諮問の内容如何にという話であると思いますが、これはご存じのように政務三役と致しましては、金融審議会においてどんなテーマを諮問させて頂くかについては、本日夕刻、金融審議会総会を開催し、先ず審議会委員の皆様に対してお話しすべき内容であるので、現段階ではコメントすることは差し控えさせて頂きたいというふうに思っております。

保険会社に関する規制、特に保険会社が海外の保険会社をM&Aする場合に、外国と日本の規制が違いますので、外国の保険会社が色々な子会社を支配している場合、その辺が(日本の保険会社にとって)ネックになってM&Aが出来にくいという話を、以前の記者会見でもやらせて頂いたと思います。そこら辺を含めて、今の国際化の中で、特に円高というのは非常に日本の経済を輸出企業には痛めつけておりますけれども、しかし、また円高のメリットというものもあるわけですから、積極的に各企業も円高のメリットを生かして、色々M&Aをやっておられるようでございます。そういう内容でございます。

それからインサイダー取引規制、この前もここでお話ししましたけれども、持株会社の場合、親会社が非常に小さいですから、(例えば)何か不動産を持っていたりして、そしてその不動産が上がったり下がったり、(または)株を場合によっては持っている場合、そこが少し変動しますと、変動幅が大きくなります。それがインサイダー取引規制に関する非常に大事な情報だというのは、現実的ではございません。親会社というのは普通、(規模が)余り大きくないですから、(インサイダー取引規制を適用することは)現実的でないということが、多々あるのではないかというようなことを私申し上げました。そういった問題点、問題意識を持っております。そういうことでございます。

夕方、話を聞くわけですから、今の段階で色々言うのは、これは当然審議会の方々に失礼な話だと私は思っております。

問)

ちょっと関連しますけれども、今朝の報道で、投資信託の一部に規制をかけるという報道がありましたけれども、この点についてはどうでしょうか。

答)

金融審議会においてどんなテーマを検討してもらうかについては、本日夕刻、金融審議会総会を開催して、先ず、審議会委員の皆様に対してお話しすべき内容であるのでコメントは差し控えさせて頂きたいと思っております。

いずれにいたしましても、投資信託・投資法人法制の見直しの検討については、一昨年公表致しました「アクションプラン」等において、平成25年度までに制度整備の実施を行うこととしているところでございまして、当庁といたしましては、今後、精力的に検討してまいりたいというふうに考えております。

どうもありがとうございました。

(以上)

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