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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成26年9月26日(金)11時06分~11時11分)

【質疑応答】

問)

消費税についてです。先日、菅官房長官が消費税の最終判断の時期について7-9月期の2次速報値、改定値を見た後に判断するという見通しを示されまして、これは予定ですと12月8日なのですけれども、12月8日といいますと予算編成、税制改正にかなり大きな影響を与えると思うのですけれども、大臣としても改定値を見た後という、判断の時期についてどのように今お考えでしょうか。

答)

10%への引上げ、来年10月の引上げについては、これまでもずっと申し上げてきたとおりに7-9月期のQEを含むいろいろな経済指標というものを考えて、どれくらい経済が回復しているか等々、そういった将来を見通した結果、総合的に判断するということで本年中に適切に判断していくことになります。これはずっと同じことを申し上げてきておるので、それを特に変えるという訳ではありません。

問)

自賠責保険の関係で伺いますが、自賠責保険の運用益から過去に一般会計に繰り入れたお金について、現在6,000億円強がまだ返済し切れていないと。自賠責保険の特会運用益から一般会計に繰り入れた分について、6,000億円強がまだ未返納になっているわけですけれども、以前、大臣はこの席で国交省と協議していく検討事項だというお話しでしたが、覚書を見ますと平成30年度までに返済ということも書いてありまして、現下の財政状況を見ると今年度も返済を見送る方向なのかどうか、現在どういった方向で協議をなさっているのでしょうか。

答)

長い歴史がある話は知っていますね。説明しなくても大丈夫ね。そこだけ書くと話が込み入っちゃうからね。長い歴史があるから、この話は。少なくとも藤井裕久先生の時から始まった話だからね、これは。大蔵大臣、藤井裕久。その時に伊藤茂が確か運輸大臣だったと思いますけれども、あの時から始まって今日までずっとこの話があって、当時は1兆1,200億円、その当時はね。それが返済をされて、今残っているお金が元本4,848億円プラス金利1,187億円、合計6,035億円というのが今言われている金額のことだと思うのですが、野田財務大臣と馬淵国土交通大臣との間で平成24年度から30年度までということで決まったというのがこれまでの経緯なんです。今どうしているかという話なのですけれども、自賠責特別会計、今は自動車安全特別会計かな、そういった名前に変わっているとは思いますが、今言われた6,035億円がまだ繰り戻されていないのですが、平成26年度の編成の時に過去の大臣間の文書を踏まえて、財務省と国土交通省との間で合意文書を踏まえて検討した結果、平成26年度には繰り戻しを行わないということにしたのが昨年だったと思いますが、これをどうするかということにつきましては引き続き国土交通省と協議をしていくということになるのだと思いますので、これは年末までまだ何とも言えません。

(以上)

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