麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成27年4月24日(金)8時25分~8時30分)

【質疑応答】

問)

先日インドネシアで日中首脳会談、5カ月ぶりだと思いますが実現いたしました。この実現したことに関して大臣はどのように評価されているのかということと、冒頭、習国家主席がAIIBは国際的に一定の評価を得ており、日本の評価が得られると信じているという御発言がありました。従来、日本が求めてきたガバナンスの確保や債務の持続可能性といったことを求めてきたわけですが、中国側がこれに対して回答するような意思の変更も含めて何らかのアクションがあったかどうかお願いいたします。

答)

日中首脳会談についての質問ですけれども、習近平主席からAIIB等についての言及があったことは承知しています。これに対して総理からAIIBについては、アジア地域に高いインフラの需要があるという認識は共有しますが、公正なガバナンスの確保や借入国の債務、いわゆるちゃんと支払う、そういった持続可能性といった点については中国側から明確に説明してほしいという旨の発言をしたと聞いています。今後開催される日中財務対話の話題については、これは未定ですけれども、AIIBについては様々なレベルで、また様々なタイミングをとらえて引き続き中国側に対して日本の問題意識を伝えていくということだと思っています。

問)

予算執行調査についてお尋ねします。財務省では平成24年度の予算執行調査で財務省所管の庁舎の警備について見直しを行っています。この時は厚生労働省の事務次官の連続殺傷事件が契機になっています。このため総理官邸でドローンが落ちたものですから、その時の警備を含めて関係府省庁連絡会議が本日開かれます。にわかにこのドローンについての規制の声がかまびすしくなっていますけれども、これは庁舎に、官邸と同じく5階建ての財務省に限らず、広い敷地を持っている国民にとっても他人事ではない問題かと考えています。大臣としては予算執行の面からこうした警備について何らか財務省がかかわれることがあるのかということと、この官邸に落下したことを受けての政府の対応は素早くて望ましいものなのか、それともちょっと慌て過ぎ、過剰な対応なのかといった印象をお伺いしたいと思います。

答)

一昨日、総理官邸の上にドローンがという話で、警察において今捜査をしていると聞いていますし、関係府省庁連絡会議を今日やる、そういう話をされるということを承知していますけれども、財務省においては財務省本庁敷地内の確認を行ったのは当然ですけれども、警備の一層の徹底を図ったというところだと思いますが、いずれにしてもこういった機械、新しいものができてくるということは、いいところと、また悪用すればいろいろなことができる、これは両方常にこういったものはあるものですから、引き続き関係機関において対応などを考えられるということだと思いますね。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る