公認会計士・監査審査会は、毎年度終了後、活動状況を公表していますが、この度、平成21年度(平成21年4月~平成22年3月)の活動状況を取りまとめましたので、公表いたします。 公表内容の概要
1.審査及び検査 日本公認会計士協会の品質管理レビューについて審査を行い、7監査法人に対し検査を実施した。その結果、1監査法人について行政処分その他の措置を講ずるよう金融庁長官に対して勧告した。 また、外国監査法人等に対する報告徴収及び検査の実施に向けて体制整備を行い、平成22年1月に「公認会計士・監査審査会の実施する外国監査法人等に対する報告徴収・検査に関する基本指針」を公表した。
2.公認会計士試験の実施 平成21年試験及び平成22年試験(第 I 回短答式試験)を実施した。なお、試験実施の改善を順次図り、平成22年試験より、短答式試験を年2回実施している(平成21年12月第 I 回、平成22年5月第 II 回)。
3.公認会計士等に対する懲戒処分等の調査審議 金融庁長官から公認会計士等の懲戒処分等に関して意見を求められ、3件の事案について調査審議を行い、金融庁長官の判断が妥当かどうかに関して意見を表明した。
4.諸外国の関係機関との協力 監査監督機関国際フォーラム(IFIAR)について、第5回会合が平成21年4月にバーゼルにおいて、第6回会合が同年9月にシンガポールにおいて、第7回会合が平成22年3月にアブダビにおいて開催され、出席した。 また、IFIAR検査ワークショップについて、第4回会合が平成22年2月にパリにおいて開催され、参加した。
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