平成22年6月16日
金融庁

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経済価値ベースのソルベンシー規制の導入に係るフィールドテストの実施について

今般、金融庁では、全保険会社を対象に経済価値ベースのソルベンシー規制の導入に係るフィールドテストを実施することとしましたので、公表します。

本件の概要は以下のとおりです。

1.趣旨・目的

○ 経済価値ベースのソルベンシー規制は、資産負債の一体的な時価評価を通じ、保険会社の財務状況の的確な把握や、保険会社のリスク管理の高度化に資するものであることから、近年、国際的にも、IAIS(保険監督者国際機構)等において、その導入に向けた検討が行われている。また、我が国においても、平成21年度の保険会社等向け監督方針において、「保険会社の実態把握を十分に行いつつ、導入について検討を行っていく」としている。

○ こうした状況を踏まえ、今般、各保険会社において、試行的に、経済価値ベースの保険負債等を計算するフィールドテストを実施することにより、各保険会社の対応状況を把握するとともに、その過程で抽出された実務上の問題点等を今後の導入に向けた検討に活かしていくこととする。

2.概要

○ 全保険会社を対象に、アンケート方式により、(1)経済価値ベースの保険負債評価、(2)資産負債の一体的な金利リスクの計測等を実際に行うことを要請し、その過程における問題点等の報告を求める。

○ 計算方法、金利水準、リスク係数等の前提条件については、当局が全社一律のものを提示する。その際、計算方法については、IAISやEU等で検討されている内容と基本的に整合的なものとする。また、リスク係数の前提となる信頼水準は、平成24年3月期から実施される改正後の水準(95%)とする。

○ 既に、自主的に、内部モデル等により、経済価値ベースの保険負債評価に基づくリスク管理等を行っている先進的な保険会社に対しては、当該内部モデルの実態等についてもアンケート調査を行う。

○ 回答の回収後、集計を行い、全体の傾向及び把握された問題点等について、概要を公表することとする。なお、個社の結果については公表しないこととする。

3.スケジュール

平成22年6月 全保険会社に試行依頼
平成23年3月目処 結果概要の公表

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局保険課(内線3770、3431)