平成24年2月23日
金融庁

「金融検査結果事例集」の公表について

金融庁は、「金融検査結果事例集(平成23検査事務年度前期版)」を作成したので、公表します。

金融庁は、平成17年より、金融行政の透明性・予測可能性を更に向上させるなどの観点から、指摘の内容・頻度を勘案して、金融機関が適切な管理態勢を構築する上で参考となる事例を取りまとめ、公表してきています。

また、情報発信の充実・強化を推進する観点から、タイムリーに金融検査結果の事例集を公表することが重要と考えており、昨事務年度に引き続き、本事務年度においても、預金等受入金融機関に対する検査結果について前期版として公表することとしました(注1)

なお、預金等受入金融機関以外の金融機関については、7月に公表を予定している次回の事例集に掲載することとしています。

今回の事例集の主な特徴は、以下のとおりです。

  • 1.検査基本方針における「検査重点事項」に関連する事例を多く掲載

    本事務年度の検査基本方針においては、金融仲介機能の発揮、法令等遵守、顧客保護等の徹底及び各種リスクの的確な管理を行うためには、適切な経営管理のもとでの、経営陣の主導性とコミットメントが決定的に重要であるとの認識を示し、昨事務年度に引き続き、各金融機関の戦略目標の合理性や持続可能性をはじめ、「経営管理(ガバナンス)態勢」の整備について重点的に検証してきており、本事例集においては、これらに関する事例を多く掲載しています。

    また、同方針の「検査重点事項」において、新たな検証項目として追加された、震災等を踏まえた業務継続体制や、リスク性商品の説明態勢・フォローアップ態勢の整備等に係る事例も掲載しています。

  • 2.金融円滑化に関連する事例を多く掲載

    金融庁では、金融円滑化法(注2)の実施等を踏まえ、金融機関によるコンサルティング機能の発揮を一層定着させる観点から、今期の金融検査においても、昨事務年度に引き続き、金融機関による適切なコンサルティング機能の発揮等について重点的に検証しており、「金融円滑化編」において、指摘事例だけではなく、評価事例も多く掲載しています。

    一方、債務者の実態を十分に把握することなく条件変更に応じている問題事例等については、「信用リスク管理態勢」に掲載しています。

(注1)掲載事例については、預金等受入金融機関について、23年7月〜24年1月までの間に通知された検査結果を中心に掲載している。

(注2)中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律(21年12月4日施行)。


(参考)金融検査結果事例集の構成

金融検査マニュアルの項目に沿って掲載。掲載事例数は以下のとおり。

項目 評定事例 個別事例
I 経営管理(ガバナンス)態勢
−基本的要素−
17 19
II. 金融円滑化 35 35
III. 法令等遵守態勢
IV. 顧客保護等管理態勢 14 15
V. 統合的リスク管理態勢
VI. 自己資本管理態勢
VII. 信用リスク管理態勢 19 20
VIII. 資産査定管理態勢 10
IX. 市場リスク管理態勢
X. 流動性リスク管理態勢
XI. オペレーショナル・リスク管理態勢 12 13
127 135

金融検査結果事例集(平成23検査事務年度前期版)(PDF:1,900KB)

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
検査局審査課(内線2558、2556)

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