大蔵省

特集

金融システム改革(日本版ビッグバン)とは

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 平成8年11月橋本総理より三塚大蔵大臣及び松浦法務大臣に対し、2001年までに我が国金融市場がニューヨーク、ロンドン並みの国際金融市場として復権することを目標として、金融システム改革、いわゆる日本版ビッグバンに取り組むよう指示がありました。
 21世紀の高齢化社会において、我が国経済が活力を保っていくためには、1200兆円にも上る個人金融資産がより有利に運用される場が必要であり、これら資金を次代を担う成長産業へ供給していくことが重要です。また、我が国として世界に相応の貢献を果たしていくためには、我が国から世界に円滑な資金供給をしていくことが必要です。
 金融システム改革とは、このような観点から、フリーすなわち市場原理が働く自由な市場、フェアすなわち透明で信頼できる市場、グローバルすなわち国際的で時代を先取りする市場の3原則にのっとり、抜本的な金融市場の改革を進めていくものです。これを利用者の側からみれば、例えば、幅広いニーズに応える商品が登場し、銀行・証券等の取扱い業務が拡大することによって、貯蓄をより多様により容易に運用でき、使い勝手がよくなるものと考えられます。
 一方、我が国金融市場の活力を甦らせるためには、本改革の推進と並び金融機関の不良債権を速やかに処理していく必要があり、金融システムの安定には細心の注意を払いつつ改革を進めていきます。
 この改革は、財政構造改革、経済構造改革等6つの最重要課題の一つとして、全力を挙げて取り組んでいくものです。

○ 金融システム改革の概要

○ 我が国金融システムの改革(平成8年11月・橋本総理指示)

○ ビッグバンの背景

○ ビッグバンに向けての、これまでの主な足取り

○ 元祖ビッグバン・英国

○ Q&A

  

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