平成18年11月17日
金融庁

ソルベンシー・マージン比率の算出基準等に関する検討チームについて

金融庁は、保険会社のソルベンシー・マージン比率の算出基準等について検討するため、11月20日、標記検討チームによる第1回検討会の開催を予定している。

なお、保険会社のソルベンシー・マージン比率の見直しについては、「金融改革プログラム」においても検討することとされているところである。

1.見直しの趣旨

  • (1)ソルベンシー・マージン比率は、保険会社が通常の予測を超えて発生するリスクに対し、どの程度の支払余力を有しているかを示す指標として、平成8年の保険業法改正時に導入されたものである。これまでも適時必要な見直しを行ってきたが、保険会社の財務体質の強化やリスク管理の高度化を図る観点から、現下の金融市場実勢と乖離したものとなっていないか精査していく必要がある。

  • (2)見直しに当たっては、近年の保険商品の多様化、資産運用技術の発展、リスク管理手法の高度化などによる実態を踏まえるとともに、現在、議論されている国際会計基準等における保険負債の時価評価をめぐる動向も見極める必要がある。

2.検討会の進め方

学者、アナリスト、ファイナンシャルプランナー、公認会計士、生損保業界の実務者からなる標記検討チームにおいて、ソルベンシー・マージン比率の算出基準等に関する現行の問題点及び今後のあり方についての意見聴取を行い、平成19年3月を目途に、議事内容を取りまとめた報告書を作成する。

(以上)

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局保険課 (内線3770、3431)

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