平成24年5月17日 早稲田大学
公認会計士・監査審査会会長 友杉 芳正
平成24年5月17日(木)に、早稲田大学において、友杉会長が「公認会計士の仕事とその魅力」をテーマに講演を行い、学生の方にご出席をいただきました。
講演では、まず、公認会計士は職業的専門家としての国家試験資格であることや、公認会計士の使命は「公認会計士法」で規定されていると説明した後、経済活動を統一的に把握・測定するのが「簿記」であり、簿記による理論的説明として「会計」があり、その信頼性を保証するのが「監査」であると経済活動の把握と信頼性について説明しました。
続いて、会計の歴史、会計ビッグバンの影響、監査の歴史などの説明から始まり、監査の限界や粉飾の動機などについて説明しました。その上で、実例にも触れつつ、会計不正・粉飾の増加について説明しました。
講演の後半では、公的監視規制の形態や公認会計士・監査審査会の役割、現行の公認会計士試験制度について説明した後、公認会計士の魅力や公認会計士の使命などについて説明しました。
最後に、グローバル社会に向けて、適切な会計判断、監査判断ができる「職業専門家」として活躍して欲しい旨を付言して、講演を締めくくりました。
【講演の主な内容】
テーマ:「公認会計士の仕事とその魅力」
- 公認会計士とは?
- 経済活動の把握と信頼性
- 会計・監査歴史
- 粉飾の動機、21世紀の会計不正・粉飾の増加
- 公的監視規制の形態
- 現行の公認会計士試験制度
- 公認会計士の魅力
- 公認会計士の使命 ほか