講演等
 

武蔵野地域自由大学(成蹊大学)~「公認会計士・監査審査会の使命と業務」について~

平成24年12月4日 成蹊大学

公認会計士・監査審査会常勤委員 廣本 敏郎

平成24年12月4日(火)に成蹊大学において、「公認会計士・監査審査会の使命と業務」というテーマで講演を行い、多数の学生の皆さんにご出席を頂きました。

講演では、まず、公認会計士・監査審査会の組織と、監査監視機関及び試験実施機関としての審査会の主たる任務について、概要図等を用いて紹介し、公認会計士法の条文を示しながら、監査及び会計の専門家としての公認会計士の使命について説明しました。

さらに、市場参加者の自由競争によって成り立つ市場経済は、「収益最大、コスト最小」という企業の行動原理を基礎とする会計によって支えられていること(会計なくして経済なし)や、「市場経済は勝手放題の世界ではない」という市場経済の社会性を唱えるアダム・スミスや利他性を唱えるマーシャルの経済学を取り上げ、会計の意義と役割期待について説明しました。

また、実体経済を支える金融・資本市場において、企業が作成する財務諸表の信頼性を確保するために財務諸表監査が必要であると説明し、会計監査のフレームワークや国際監査基準を取り巻く状況にも触れながら、監査の意義と役割期待について述べました。

最後に、公認会計士は、日々の研鑽と職業的専門家としての職業倫理と独立性を遵守し、職業的懐疑心を常に持ち、正々堂々とフェアな態度で、監査及び会計の専門家としての使命を果たしてほしい旨を付言して、講演を締めくくりました。

【講演の主な内容】

テーマ「公認会計士・監査審査会の使命と業務」

  • 公認会計士・監査審査会とは何か
  • 公認会計士の使命
  • 会計の意義と役割期待
  • 監査の意義と役割期待
  • むすび

(以上)

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