
貴区の目指す国際金融都市とはどのような都市でしょうか?
国では今後10年間で150兆円を超えるGXの官民投資を見込んでおり、その投資の一部を北海道に呼び込むため金融機能の強化・集積を進めています。札幌市の優れたビジネス環境を最大限に活かすべく、金融・資産運用特区の枠組による規制緩和と北海道・札幌市の取組を連動させることで、投資環境の整備等を進め、世界中から金融機能と投資を北海道・札幌市に呼び込み、これらを全道域でのGX産業の集積につなげていくことにより、日本の再生可能エネルギー供給・利活用拠点、そして、世界中からGXに関する資金・人材・情報が集積する、アジア・世界の「金融センター」となることを目指しています。
貴区の魅力を教えてください。
北海道が誇る「雄大な自然」や「多様なアクティビティ」、大自然から生み出される「食の魅力」は国内随一であり、「北海道ブランド」として親しまれ、毎年国内外から約5000万人の観光客が訪れるなど、非常に魅力のあるエリアです。
また、札幌市は約200万人もの人口を擁した大都市でありながら、「四季折々の美しい自然」と、公共交通機関が整い主要施設が都心部に集約された「利便性の高い都市機能」が調和した世界でも類をみない魅力的な街であり、様々な産業振興に力を入れています。


現在、貴区に拠点を構えている企業の特徴はありますか?
北海道では現在、次世代半導体の量産を目指すラピダスのパイロットラインの立ち上げや、道内各地の再エネに着目したデータセンターの建設など、冷涼な気候や豊富な再エネを活用するGX産業の立地が着々と進んでいます。
また、札幌市の高い人材供給力を求めて、セガが国内2番目の開発拠点を設立したことや、自然災害のリスクの低さを活かしたBCP対策の観点から、アクサ生命が本社機能を一部移転するなど、多くの企業から北海道・札幌市が事業拠点として選ばれています。
進出を検討している企業へのメッセージをお願いします。
現在、北海道では再エネポテンシャルを背景に様々なGXプロジェクトが進行しています。北海道・札幌市はGX産業に国内外から投資を呼び込むため、進出を検討している海外企業のビジネスや生活面のサポートを英語で行う「札幌海外企業受入ワンストップ窓口(Sapporo Transnational Expansion and Partnership 通称:STEP)」の設置や、金融事業者・GX事業者向けの課税の特例制度である「GX推進税制」、GXやAI・DXなどスタートアップに対する資金調達面でのサポートなど、企業進出を支援する様々な制度を構築し、環境整備を進めています。
金融資産運用業やGX事業を営む皆様には、ぜひ、北海道・札幌市の取組にご注目いただき、北海道・札幌市をビジネスの場に選んでいただきたいと思います。

