(参考資料3)
                                                                                
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┃        金融資産のオフバランス化の考え方        ┃
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○  リスク経済価値アプローチの考え方                                            
            ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓                              
            ┃  金融資産の経済価値とリスク      ┃                              
            ┗━━━━━━━━┳━━━━━━━━┛                              
                              ┃                        →  一体のものと考える  
  ┏━━━━━━━━━━━━━┻━┯━━━┯━━━┯━━━┓                    
  ┃  将来のキャッシュフローの流入│回収  │貸倒  │その他┃                    
  ┃                              │コスト│リスク│      ┃                    
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━┷━━━┷━━━┛                    
  └─────────────┴─────────────┘                    
                全部オフバランスか全部オンバランス                              
                                                                                
    ・リスクと経済価値がどの程度移転した場合にオフバランスするかの判断が主観的  
    ・債権の一部を分割して流動化を図る場合にも二者択一的である。                
                                                                                
                                                                                
○財務構成要素アプローチの考え方                                                
                                                                                
            ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓                              
            ┃  金融資産の経済価値とリスク      ┃                              
            ┗━━━━━━━━┯━━━━━━━━┛      →  分割して取引可能    
              ┌───────┴─┬────┬────┐    な要素と考える      
  ┏━━━━━┷━━━━━━┓┏━┷━┓┏━┷━┓┏━┷━┓                    
  ┃  将来のキャッシュ      ┃┃回収  ┃┃貸倒  ┃┃その他┃                    
  ┃  フローの流入          ┃┃コスト┃┃リスク┃┃      ┃                    
  ┗━━━━━━━━━━━━┛┗━━━┛┗━━━┛┗━━━┛                    
  └─────┴────────────┘                                      
                        └──────────┴─────┘                    
    譲渡として認められる部分      譲渡として認められない部分                    
        (オフバランス)              (オンバランス)                          
                                                                                
    ・債権の一部を分割して流動化を図る要請に合う。                              
    ・各構成要素を分解して公正価値を見積もる必要がある。

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