諸外国における主な電子マネー・プロジェクト

プロジェクト

類  型

運営主体等

概        要

モンデックス

(イギリス)

ICカード型

オープンループ型

モンデックス・インターナショナル  ストアド・バリュー型の電子マネー。専用機器(電子財布)及びモンデックス対応電話を通じてカード間の価値移転が可能。95年7月からロンドン南西の都市スウィンドンで実証実験が開始され、96年末現在で1万3千人、800店舗にサービスされている。
ゲルトカルテ

(ドイツ)

ICカード型

クローズドループ型

ドイツ金融業界連合会  既存のユーロチェックカード(小切手利用時の本人確認やデビットカード等として利用)にICチップを載せてストアドバリュー機能を付加したもの。96年3月から南部の2都市で実験が開始され、9万枚のカードが発行された。現在、全国規模での実用化に向けた取組みがなされており、5,200万枚のカードが発行されている。
プロトン

(ベルギー)

ICカード型

クローズドループ型

バンクシス(60の銀行が出資するPOS/ATM運営会社)  商店、駅、駐車場、公衆電話、自動販売機での支払に利用できる汎用プリペイドカード。95年2月から実験が開始され、約5万枚のカードが発行されている。
Eキャッシュ

(米国等)

ネットワーク型

クローズドループ型

マークトゥエイン銀行、ドイツ銀行等  オランダのデジキャッシュ社が開発した電子マネー・システム。暗号技術を利用して取引の匿名性を保ちつつ偽造を防止できる仕組みとなっている。95年10月に米国のマークトゥエイン銀行がこれを実│用化し「Eキャッシュ」の発行を開始した。2千人、200店舗にサービスしている。現在、ドイツ銀行等においても実用化に向けた実証実験を実施中。

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