【集中連載】 |
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去る6月29日、「『リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム』に基づく取組み実績と総括的な評価について」(以下「取組み実績と総括的な評価」という。)を取りまとめ、公表いたしました。 そこで、アクセスFSAでは、「取組み実績と総括的な評価」の内容についてより多くの方に知っていただくため、前号より2回にわたってその内容を紹介いたします。 今回(第2回:最終回)は、前回の「金融機関の取組み実績」に引き続き、「金融機関の取組みに対する総括的な評価」を紹介します。 |
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1 | .金融庁においては、全国の財務局を通じ各地域の利用者等(商工関係者、消費者、経営相談員等)を対象に「地域密着型金融の機能強化に関する各施策に対する評価等」について聴き取り調査(中小・地域金融機関に対する利用者等の評価に関するアンケート調査(以下「利用者アンケート」という。))を実施しています。その結果や金融審議会金融分科会第二部会「リレーションシップバンキングのあり方に関するワーキンググループ」における議論を踏まえた金融機関の地域密着型金融の取組みに対する評価等は以下のとおりです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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.地域密着型金融の推進は、個々の金融機関の自主的努力を通じて実現される面が大きいものと考えられます。そうした中、「金融システムの安定」を重視した金融行政から「金融システムの活力」を重視した金融行政へというフェーズの転換を踏まえつつ、金融機関は、自己責任と健全な競争の下で、地域密着型金融の一層の機能強化を図っていく必要があると考えられます。 こうした観点から、「地域密着型金融の機能強化の推進に関するアクションプログラム(平成17〜18年度)」においては、各金融機関は、地域の特性等を踏まえた個性的な計画を策定した上で、その実施に当たっても、地域の特性や利用者ニーズ等を踏まえた「選択と集中」によりビジネスモデルを鮮明にし、情報開示等の推進とこれによる規律付けを通じて、自己責任と健全な競争の下、これを推進することを要請しています。 各金融機関においては、同アクションプログラムに基づき、自己責任と健全な競争の下で、地域密着型金融の一層の推進を図り、地域の中小企業等の金融ニーズに一層適切に対応するとともに、経営の健全性を確保し、地域の利用者から十分な信認を得ていくことが期待されます。 |
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なお、ここでは「金融機関の取組みに対する総括的な評価」についてご紹介しましたが、「金融機関の取組みに対する項目別の評価」については、「『リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム』に基づく取組み実績と総括的な評価について」(平成17年6月29日)をご覧ください。 |
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このコーナーは、記者会見における質疑・応答(Q&A)などの中から、金融を巡る時々の旬な情報をセレクトしてお届けするものです。もっと沢山ご覧になりたい方は、是非、金融庁ホームページの「記者会見概要」のコーナーにアクセスしてください。 |
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:今、御質問がございましたように、ワーキンググループの会合が昨日(平成17年7月28日)開催されて、そして公開買付制度等について各委員の間で活発に御議論があったと報告を受けております。今回の公開買付規制についての議論にあたっては、企業価値、ひいては株主の利益の最大化といった観点から再点検を行っておく必要はないか、また証券取引の透明性、公正性について一層の向上を図っていく必要がないか、といった論点を提起しており、またその際には、企業の事業再編の円滑を損なうことがないよう留意することが必要であると考えられます。私共といたしましては、これらの観点から公開買付規制のあり方について、幅広く検討を行っていくべきであると考えておりまして、公開買付制度等ワーキンググループにおいて精力的かつ迅速に御審議をいただきたいと考えておりますが、検討すべき論点が多岐に渡っておりますので、後段の方の御質問になりますけれども、今後のスケジュールについて現段階で確たることを申し上げられる状況にはないと考えております。 |
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A |
:両行が合併を来年1月1日に実施する計画に変更したと、こうしたことを公表を行ったことは承知いたしております。これは銀行間の合併にあたって新しい銀行の規模、業務量に鑑み、大規模システム障害を絶対に回避し、顧客に迷惑をかけないよう円滑な統合を実現するため、リスクの徹底した軽減による安定性、そして安全性の確保等、PDCAサイクルを十分に認識し、適切なプロジェクトマネージメントの下、十分な準備を整えていくとの観点から判断されたものと受け止めております。監督当局として顧客重視、利用者保護の観点から、合併認可申請に対する審査を行ってまいりますが、合併後の銀行の業務が的確、公正かつ効率的に遂行される見込みがあるかについては、引続ききちんと検証してまいりたいと思っております。 |
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A |
:御質問がございましたIMFの4条協議における日本の金融セクターについての評価は、「 ![]() |