新 聞 発 表
平成9年6月6日
大 蔵 省
企業会計審議会(会長 森田哲彌 日本大学教授)は、昨年11月の金融シ
ステム改革に関する総理指示を踏まえ、国際的調和等の観点から整備すべき企
業会計の課題について審議を進めてきたが、本日、総会を開催し、下記につい
て取りまとめ、公表した。
1.連結財務諸表制度の見直しに関する意見書
本年2月7日に公表した公開草案に対する意見を踏まえ、一部修正のうえ
意見書として取りまとめた。本意見書において、連結ベース中心のディスク
ロージャーへの転換、連結の範囲の拡大等、連結財務諸表の作成手続の抜本
的見直しを提言した。
2.金融商品の会計基準に係る論点整理(中間報告)
デリバティブ取引、有価証券等に時価評価を導入すること等、金融商品に
係る論点の整理を中間報告として取りまとめた。最終的な取りまとめは、国
際的な動向を踏まえ、来年夏を目途としている。
3.研究開発費の会計基準に係る論点整理
企業財務懇談会(企業財務課長の私的研究会)の取りまとめた「研究開発
費に係る会計基準の検討にあたっての論点の整理」が審議会に報告された。
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