我が国金融システムの改革について
──── 活力ある国民経済への貢献 ────
金融制度調査会答申
平成9年6月13日
金融制度調査会
目 次
序
I.我が国金融をとりまく環境
II.金融システム改革の目指すもの-活力ある国民経済への貢献
III.取り組むべき課題-利用者の選好が的確に反映される市場へ
1.商品・業務・組織形態の自由化・多様化
2.市場・取引のインフラ及びルールの整備
3.金融システムの健全性の確保
IV.改革の具体的な事項
i.商品・業務・組織形態の自由化・多様化
1.持株会社制度の活用
2.ABS(資産担保証券)など債権等の流動化
3.デリバティブの取扱い
4.証券投資信託の販売
5.保険商品の販売
6.業態別子会社の業務範囲、弊害防止措置の見直し等
7.普通銀行における長短分離制度に係る業務上の規制の撤廃
8.外国為替専門銀行制度
9.地域金融機関の役割
10.電子マネー・電子決済
11.ノンバンクの資金調達の多様化
ii.市場・取引のインフラ及びルールの整備
1.金融先物取引のあり方
2.短期金融市場の整備
3.会計制度の整備
4.金融機関等の利用者の保護
iii.金融システムの健全性の確保
1.早期是正措置の導入
2.決済リスクの削減策の強化
V.金融システム改革の進展に伴う法制面の課題
VI.改革を進めるに当たって考慮すべき点
VII.結び
○「我が国金融システムの改革について」の概要