札幌市における講演会について




 平成16年12月1日(水)、KKRホテル札幌(北海道札幌市)において、証券取引等監視委員会(以下、委員会といいます。)の水城委員が、「証券市場の現状と証券取引等監視委員会(SESC)の役割」というテーマで講演を行いました。この講演会は、監視委員会の役割や活動内容について広く一般の方々に理解を深めていただく活動の一環として、主に地元の大学生を対象として開催されたものです。
  冒頭、歴史的転換期にある日本経済の現状について簡単に説明し、委員会が発足した経緯と意義について紹介するとともに、その背景として、これまで高い貯蓄率に支えられていた日本経済が、「貯蓄から投資へ」、「間接金融から直接金融へ」の転換期を迎えつつあること、そのために信頼される証券市場が必要とされていることについて、データ等を交えながら分かり易く解説しました。
  また、委員会の組織・体制と活動内容について説明し、課徴金制度の導入や検査一元化などの今後の監視機能強化への対応や、新商品の出現、IT化等の市場の新たな動きへの対応など、委員会を巡る証券市場の展開と課題について解説しました。
  最後の質疑応答では、インターネット取引での不正行為の未然防止のためにどういうことをしているか、地方の証券取引所が生き残ることは可能かなど、時代や地域を反映した質問がでました。
当日は、寒さも厳しく、また足元の悪い中、北星学園大学・札幌大学・北海道大学等の学生等、74名が来場し熱心に受講されました。
 

 


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