金沢星稜大学における講演について





 平成18年5月23日(火)、金沢星稜大学において、証券取引等監視委員会(以下「証券監視委」という。)の水城委員が、「“いま証券が熱い”-証券取引等監視委員会(SESC)の役割-」というテーマで講演を行いました。この講演会は、証券監視委と北陸財務局との共催で、証券取引をとりまく環境や証券監視委の役割、活動内容について大学生に理解を深めていただくため開催したもので、多数の学生の方に参加いただきました。
 冒頭、北陸財務局の検査の結果、平成17年12月に証券監視委が勧告を行った損失補てんについて、「金額の大小が問題ではない。コンプライアンス意識を持ってもらうことが重要。」と強調した上で、財務局と証券監視委との密接な連携について説明しました。
 また、ライブドア事件など許せない「情報を偽る犯罪」の増加、個人投資家による「ネット取引」の急増の明暗、「金融ビックバン」と「事後チェック型行政」がもたらした影響・問題点としてMSCB(価格修正条項付転換社債型新株予約権付社債)などの新しい動きを題材にしながら“激動の証券市場”について説明しました。
 特に、ライブドア事件において証券監視委が果たした役割について、“赤穂浪士の討ち入り”などに当てはめて犯則調査の流れをわかりやすく説明しました。また、この事件に関連して証券監視委のあり方が問われている点については、証券監視委は独立性を保ちながら適切な市場監視業務を実施してきたことを強調した上で、発足から現在までの活動内容及び体制強化・能力向上など今後の課題を含めて説明しました。
 最後に、証券監視委を巡る証券市場の展開と課題について説明し、学生からはネット取引に関する質問がなされるなど盛況のうちに講義は終了しました。
  なお、この講演は、金沢星稜大学2006年度グローバル経国済民第6回講義として開催され、その模様は、当日夕方の「テレビ金沢」のニュースをはじめ、地元新聞朝刊などでも取り上げられました。
 

 

写真1(金沢星稜大学における講演について) 写真2(金沢星稜大学における講演について)

 


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