青山学院大学会計専門職大学院での講義について


 平成19年11月9日(金)、青山学院大学会計専門職大学院において、証券取引等監視委員会(以下「証券監視委」という。)の河野課徴金・開示検査課長が「公正な証券市場の確立に向けて(「市場の番人」としての今後の取り組み)」というテーマで特別講義を行いました。
 この講義は、わが国の証券市場を取り巻くさまざまな環境の中での証券監視委の役割、活動内容について、大学生に理解を深めていただくために開催したものであり、青山学院大学会計専門職大学院の授業の一環として約30名の学生の方が受講しました。
 冒頭、「市場の公正性・透明性の確保」、「投資者の保護」という証券監視委の使命や、それを達成するための機動性・戦略性の高い市場監視の実現、及び各市場参加者による自主的な取り組みを通じた市場規律機能が強化されるよう、自主規制機関を通じて各市場参加者に積極的な働きかけを行うことなどの活動の基本方針について説明をしました。
  また、今後の活動において、課徴金制度の一層の活用に努めることや、金融商品取引法制度の適切な運用を行うこと、及び海外規制当局などと連携の強化を図ることなどの重点施策についても、説明を行いました。
 後半では、課徴金勧告を行ったTTG、日興コーディアルグループなどの具体的な事例を挙げて、課徴金制度の概要、調査の流れなどについてわかりやすく説明しました。
 学生は講義中、頻繁にメモを取るなど証券監視委の活動に関心をもった様子で、終始熱心に聴講しておりました。

青山学院大学会計専門職大学院での講義について

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