証券取引等監視委員会メ-ルマガジン (第33号) 平成25年8月1日
証券監視委ホームページ http://www.fsa.go.jp/sesc/index.htm

<目次>

1.市場へのメッセージ

2.コラム


1.市場へのメッセージ


◆開示規制違反に関する課徴金事例集の公表について◆

証券監視委は、平成25年6月26日、「金融商品取引法における課徴金事例集~開示規制違反編~」を公表しました。

PDFhttp://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2013/2013/20130626-1/01.pdf

本書は、適正な開示に向けた市場関係者の自主的な取組を促す観点から、

(1)開示検査に係る課徴金納付命令勧告の傾向(違反行為(者)の統計的分析)及び最近の開示検査で把握された主な不正の手法、

(2)開示検査で確認された不適正な会計処理等の概要(開示書類の虚偽記載に関する個別事例:11事例、開示書類の不提出に関する個別事例:2事例、開示検査の結果行われた自発的訂正の事例:4事例)

を取りまとめたものです

このような事例集は、平成20年6月以降、「金融商品取引法における課徴金事例集」として、開示規制違反以外の課徴金事例も併せて一冊にまとめて毎年公表してきたところですが、今回の公表では、事例の性質に応じて、開示規制違反に関する課徴金事例集と不公正取引に関する課徴金事例集の二冊に分けて公表することとしました。

証券監視委としては、本書が、市場監視行政の透明性を高めるとともに、証券市場を巡るルールの共有の促進を通じて幅広い市場関係者の自主的な規律の向上に役立つことを期待しています。


2.コラム
[日本証券業協会からの寄稿]


◆「信頼性向上のための施策の推進ワーキング・グループ」報告書を公表しました◆

本協会では、顧客資産の流用により投資者保護基金の補償が発動されることとなった証券会社の経営破たんなど最近の事案を踏まえるとともに、併せて証券界の信頼性向上を図る観点から、再発防止及び信頼性向上に向けた方策について検討を行うため、自主規制会議の下部機関として、昨年11月に「信頼性向上のための施策の推進ワーキング・グループ」を設置いたしました。

同ワーキング・グループは、本年1月以降6月までに計6回開催され、(1)倫理観・責任感を向上させるための取組み、(2)投資者・消費者からの信頼性向上のための施策の推進、(3)最近の発生事案の問題点を踏まえた対応、という3つの視点から、それぞれの具体的な方策を検討いたしました。

今般、同ワーキング・グループにおける検討経過及び検討結果等について、「信頼性向上のための施策の推進ワーキング・グループ」報告書として取りまとめました。

今後は、実施する方向でまとまった方策について具体化すべく引き続き検討してまいります。

「信頼性向上のための施策の推進ワーキング・グループ」報告書については、日本証券業協会のホームページをご覧ください。

PDFhttp://www.jsda.or.jp/shiryo/houkokusyo/files/201306_shinrai_houkoku.pdf新しいウィンドウで開きます

本件に関するお問い合わせ先:日本証券業協会自主規制企画部

(TEL 03-3667-8470)


*****************

«発行»

証券取引等監視委員会 事務局総務課

(情報公開・個人情報保護係)

〒100-8922

東京都千代田区霞が関3-2-1

中央合同庁舎第7号館

電話番号:03-3506-6000(代表)

*****************


サイトマップ

ページの先頭に戻る