証券取引等監視委員会メ-ルマガジン (第39号) 平成26年2月3日
証券監視委ウェブサイト http://www.fsa.go.jp/sesc/index.htm
<目次>
1.新着情報
2.市場へのメッセージ
3.コラム
4.職員募集のお知らせ
1.新着情報
◎職員の募集について(金融実務経験者)
http://www.fsa.go.jp/sesc/jobs/20140203-1.htm2.市場へのメッセージ
◆第8期証券監視委活動方針◆
証券監視委は先月(1月21日)、昨年12月に発足した第8期新体制の下での今後3年間の活動方針として、『公正な市場の確立に向けて ~「市場の番人」としての今後の取組み~』を公表しました。
http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2014/2014/20140121.pdf
証券監視委はこれまで、「市場の公正性・透明性の確保」「投資者の保護」を目指して市場監視に取り組んできました。その使命自体に変更はありませんが、市場の動向等に即して、従来からの取組みを深化・拡充する一方、新たな取組みにチャレンジすることを通じて、実効性のある効率的な市場監視に努めていきます。こうした証券監視委の取組みは、我が国市場の発展や国際競争力の向上にも資するものと考えています。
活動方針の主な内容は以下の通りですが、その全文は上記のウェブサイトから確認することができます。
○ 基本的な考え方
金融商品取引法の累次の改正、ITの活用等による金融商品・取引のイノベーションの進展、さらには海外との間のクロスボーダー取引の拡大等、我が国市場はダイナミックに変化しています。証券監視委は、こうした市場の動向を常に注視し、感度を一層高めた情報収集・分析を行い、対応を要する問題にタイムリーに取り組んでいきます。
(1)機動性・戦略性の高い市場監視
(2)市場のグローバル化に対応した監視力の強化
(3)市場規律の強化に向けた取組み
○ 重点施策
市場監視の各手段を戦略的に活用しながら、特に以下のような点に重点をおいて、実効性のある効率的な市場監視を行っていきます。
(1)情報力に支えられた機動的な市場監視
(2)重大・悪質な不公正取引や虚偽記載等への厳正な対応
(3)ディスクロージャー違反に対する迅速・効率的な開示検査の実施
(4)不公正取引等に対する課徴金制度の活用
(5)検査対象先の特性に応じた効率的かつ実効性ある証券検査の実施
(6)詐欺的な営業を行う悪質業者等への対応
(7)情報発信の充実
(8)自主規制機関等との連携
3.コラム
[日本証券業協会からの寄稿]
◆高齢顧客に対する勧誘・販売に関する自主規制規則等を設けました◆
○ 一般的に高齢者は、身体的な衰えに加えて、記憶力や理解力が低下してくることもあるとされており、そうした高齢の顧客に対する証券取引の投資勧誘に関しては、顧客本人やその家族から苦情やあっせんの申立てがなされる事例も発生しているところです。
○ 本協会では、協会員が高齢顧客に対して証券取引の投資勧誘を行う場合に、従前からの適合性の原則に基づいて、慎重な対応を行う必要があると考え、先般(平成25年10月29日)、高齢顧客への勧誘による販売に関する自主規制規則及びガイドラインを設けました。
○ 具体的には、本協会の投資勧誘規則において、『協会員が高齢顧客に有価証券の勧誘による販売を行う場合には、自社の業態や規模などを勘案し、高齢顧客の定義や販売対象の有価証券などについての社内規則を定め、適正な投資勧誘に努めなければならない』旨規定するとともに、当該社内規則に規定すべき事項などを盛り込んだガイドラインを設けました。
○ 上記自主規制規則及びガイドラインの内容については、日本証券業協会のホームページをご覧ください。
http://www.jsda.or.jp/katsudou/public/kekka/files/131029_syushikosshi.pdf
○ 本件に関するお問い合わせ先:日本証券業協会自主規制企画部
(TEL 03-3667-8470)
4.職員募集のお知らせ
証券監視委では、期間業務職員(情報受付等業務・情報分析業務の補助職員)を募集しています。
ご応募の締切は、平成26年2月14日(金)必着となっております。
業務の内容その他詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.fsa.go.jp/sesc/jobs/20140122-1.htm
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«発行»
証券取引等監視委員会 事務局総務課
(情報公開・個人情報保護係)
〒100-8922
東京都千代田区霞が関3-2-1
中央合同庁舎第7号館
電話番号:03-3506-6000(代表)
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