証券取引等監視委員会メ-ルマガジン (第49号)  平成26年12月1日
証券監視委ウェブサイト http://www.fsa.go.jp/sesc/index.htm

<目次>

1.市場へのメッセージ

2.コラム


1.市場へのメッセージ


◆第2回アジア太平洋市場監視当局者対話を東京で開催しました◆

○ アジア太平洋市場監視当局者対話(Asia-Pacific Regulators Dialogue on Market Surveillance)は、アジア太平洋地域の市場監視当局が実務レベルの諸問題について意見を交換し、市場監視に係る連携強化を図ることを目的として、昨年、マレーシア証券委員会の提唱により設立されたアジア太平洋地域の市場監視当局間のワーキング・グループです。本年の第2回会合は、10月28日(火)及び29日(水)の2日間の日程で、証券取引等監視委員会主催により、東京で開催されました。

第2回会合には、オーストラリア、日本(証券取引等監視委員会)のほか、香港、インド、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシアが参加しました。また、今回は、金融庁のアジア金融連携センター(Asian Financial PArtnership Center : AFPAC)のプログラムに研究員として参加し、日本の証券市場監視業務等について勉強をしているモンゴル当局の職員もオブザーバーとして参加しました。

同会合においては、クロスボーダーの協力、不公正取引への予防・対応手段、市場監視当局と取引所の役割といった市場監視に係る様々な課題について、活発な議論を行いました。

証券監視委では、クロスボーダー取引に対する監視を強化する観点から、平素より、海外の監視当局との連携に力を入れており、本年1月に公表した活動方針(公正な市場の確立に向けて~「市場の番人」としての今後の取組み~)においても、「市場のグローバル化に対応した監視力の強化」との項を立て、その中で、海外当局との連携の強化等に取り組んでいく旨をうたっています。そこで、証券監視委としては、引き続き、このような海外当局との意見交換を積極的に推進し、クロスボーダー事案の対応力の強化につなげていきたいと考えております。


2.コラム

[日本証券業協会からの寄稿]


◆全上場会社の80%超がJ-IRISS(ジェイ・アイリス)に登録しています◆

J-IRISS(ジェイ・アイリス:Japan-Insider Registration & Identification Support System)とは、不公正取引等の防止及び市場の透明性・公正性の維持の観点から、証券取引所の全面的な協力の下、日本証券業協会が運営する上場会社の役員等のデータベースシステムです。

上場会社から役員等の情報をあらかじめJ-IRISSに登録していただき、証券会社が自社の顧客情報をJ-IRISSに照合することで顧客のうちの上場会社の役員等を把握することにより、それら顧客が自社株式を売買するときに証券会社から確認することで(うっかり)インサイダー取引に繋がることを未然に防止する仕組みです。

したがって、できるだけ多くの上場会社にJ-IRISSに登録していただく必要があります。日本証券業協会及び全国の証券取引所は、共同して上場会社を個別に訪問するなどJ-IRISSへの登録を促進するための取組みを行っております。

これまでの登録促進により、本年10月16日に上場会社の登録割合が80%を超えました。残り20%の上場会社に対しても、引き続き、登録を促進するための様々な働きかけを実施してまいります。

J-IRISSの詳細については、日本証券業協会のホームページをご覧ください。
http://www.jsda.or.jp/katsudou/j-iriss/index.html新しいウィンドウで開きます

本件に関するお問い合わせ先:日本証券業協会自主規制企画部J-IRISS推進室
(TEL 03-3667-8470)


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