三菱証券(株)に対する検査結果に基づく勧告について


平成14年10月3日
証券取引等監視委員会



.勧告の内容

 北海道財務局長が三菱証券株式会社(東京都千代田区丸の内、資本金約652億円、役職員約4,400名)の旭川支店を検査した結果、下記のとおり当該証券会社の使用人に係る法令違反の事実が認められたので、本日、証券取引等監視委員会は、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項の規定に基づき、適切な措置を講ずるよう勧告した。




.事実関係


 取引一任勘定取引の契約の締結

 旭川支店貯蓄相談課営業員は、平成11年4月14日から同12年9月21日にかけて、多数の顧客との間で、株式の売買の受託につき、顧客の個別の取引ごとの同意を得ないで、売買の別、銘柄、数及び価格の全部又はこれらの一部について定めることができることを内容とする契約を多数回にわたり締結した上で、平成11年4月15日から同12年10月6日までの間、取引を受託、執行した。

 当該使用人が行った、上記の契約の締結行為は、証券取引法第42条第1項第5号に規定する「取引一任勘定取引の契約を締結する行為」に該当すると認められる。

  

平成14年(2002年)の報道発表の一覧へ北海道財務局ホームページへ  

 

サイトマップ

ページの先頭に戻る