に基づき株式等の有価証券の募集を行ったが、上記平成17年3月期有価証券報告書には、連結経常利益が約118百万円の損失であったにもかかわらず、約204百万円と記載するなどした連結損益計算書、及び連結純資産額が約1851百万円の債務超過であったにもかかわらず、連結純資産額に相当する「資本合計」欄に約34百万円と記載するなどした連結貸借対照表が掲載されており、上記平成17年9月期半期報告書には、連結純資産額が約481百万円であったにもかかわらず、連結純資産額に相当する「資本合計」欄に約1087百万円と記載するなどした中間連結貸借対照表が掲載されていた。 これは、売上原価の付替え等によるものであるが、同社が行った上記の行為は、証券取引法第172条第1項に規定する重要な事項につき虚偽の記載がある発行開示書類に基づく募集により有価証券を取得させた行為に該当すると認められる。 |