証券検査に係る業務点検プロジェクトについて

平成20年9月17日

証券取引等監視委員会


我が国金融・資本市場は、金融商品・取引の複雑化・多様化・グローバル化といった環境変化や金融商品取引法の施行をはじめとする制度の変革など、ダイナミックな状況変化に直面している。

こうした状況の下、金融庁においては、海外証券規制当局と同様、より質の高い規制を目指すベターレギュレーションによる取組みが行われている。また、金融商品取引法の施行により、証券取引等監視委員会の検査対象範囲は更に拡大してきている。

こうした中、これまでも証券取引等監視委員会は、「金融商品取引業者等検査マニュアル」の策定、証券検査に係る指摘事例集の四半期ごとの公表及びテーマ別検査の導入等を進めてきたところである。しかしながら、上述のような新たな動きを踏まえ、さらに、より効率的・効果的な証券検査の実現を目指し、その実効性を改めて検証するとともに改善すべき点がないかどうかについて検討するため、証券検査に係る業務点検プロジェクトを開始する。

  • 1.プロジェクトの目的

    当プロジェクトは、より効率的・効果的な検査を実現するために検査の手続面を中心に点検を行い、必要があれば見直しを行うことを目的とする。

  • 2.プロジェクトのメンバー

    当プロジェクトの事務局は証券検査課に置くものとし、そのメンバーは国際・情報総括官ほか、関係課長等とする。

  • 3.プロジェクトの進め方

    本年9月以降、原則、月2回の会議を開催し、年末までに一定の方向性を得ることを目指すこととする。当プロジェクトの議論の成果は必要に応じ、「証券検査に関する基本指針」や「金融商品取引業者等検査マニュアル」等に反映させることとする。

    なお、議論の過程で必要に応じ、日本証券業協会等業界団体と意見交換する場を設けることを検討する。

お問い合わせ先

証券取引等監視委員会 Tel 03-3506-6000(代表)
事務局証券検査課
(内線:3044、3039)

英語版(PDF/70KB)

サイトマップ

ページの先頭に戻る