日本風力開発株式会社株券に係る内部者取引事件の告発について

証券取引等監視委員会は、平成24年3月28日、金融商品取引法違反（インサイダー取引）の嫌疑で、下記の犯則嫌疑者を神戸地方検察庁検察官に告発した。

• １．告発の対象となった犯則事実

  犯則嫌疑者は、平成22年6月4日ころから同月13日ころまでの間に、株式会社東京証券取引所が開設するマザーズ市場に株券を上場している日本風力開発株式会社の役員から、同人が職務に関し知った、同社の株式が東京証券取引所により監理銘柄に指定される可能性がある事態に至った旨の、日本風力開発の運営、業務又は財産に関する重要な事実であって投資者の投資判断に著しい影響を及ぼす事実の伝達を受け、法定の除外事由がないのに、上記重要事実の公表前の平成22年6月14日午前9時ころから同日午後2時37分ころまでの間、証券会社を介し、東京証券取引所において、本人名義で日本風力開発株券合計470株を8663万9900円で売り付けたものである。

• 〔関連条文〕

  • 金融商品取引法第197条の2第13号、同法第166条第2項第4号、同条第3項

    法定刑：5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金、又は併科