平成25年4月30日

証券取引等監視委員会

イー・アクセス株券に係るイー・アクセス社員による内部者取引事件の告発について

証券取引等監視委員会は、本日(4月30日)、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の嫌疑で、下記の嫌疑者を東京地方検察庁に告発した。

  • 1.告発の対象となった犯則事実

    犯則嫌疑者は、移動体通信事業を営み、東京証券取引所が開設する有価証券市場に株券を上場していたイー・アクセス株式会社(以下「イー・アクセス」という。)の従業員として同社代表取締役会長付き秘書の職務に従事していたものであるが、平成24年9月28日頃から同月29日頃の間、イー・アクセスの業務執行を決定する機関が、同種事業を営むソフトバンクモバイル株式会社と業務上の提携をするとともに、同社の親会社であるソフトバンク株式会社との間で株式交換を行うことについての決定をした旨のイー・アクセスの業務等に関する重要事実を自己の職務に関して知り、法定の除外事由がないのに、同事実の公表前である同年10月1日午前9時頃、犯則嫌疑者名義で、イー・アクセスの株券合計698株を代金合計1047万円で買い付けたものである。

  • 2.関連条文

    金融商品取引法第197条の2第13号、第166条第1項第1号、同条第2項第1号チ及びヨ

法定刑:5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金又は併科

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