株式会社ジアース株券に係る内部者取引事件の告発について
証券取引等監視委員会は、本日、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の嫌疑で、嫌疑者1名を千葉地方検察庁に告発した。告発の対象となった犯則事実については下記のとおり。
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1.告発の対象となった犯則事実
犯則嫌疑者は、株式会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」という。)が開設するマザーズ市場に株券を上場していた株式会社ジアース(以下「ジアース」という。)との間で、同社が発行していた新株予約権の行使方法などを定める総数引受契約を締結していた会社関係者から、同人が同契約の履行に関して知った、ジアースの業務執行を決定する機関が、株式会社ドン・キホーテないしその子会社を割当先とする第三者割当増資を行うことについての決定をした旨のジアースの業務等に関する重要事実の伝達を受け、法定の除外事由がないのに、同事実の公表前である平成25年1月28日から同年3月1日までの間、複数の証券会社を介し、東京証券取引所において、犯則嫌疑者らの名義で、ジアースの株券合計3万1110株を代金合計7418万1482円で買い付けたものである。
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2.関連条文
金融商品取引法第197条の2第13号、第166条第3項、同条第1項第4号、同条第2項1号イ
法定刑:5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金又は併科