平成27年12月8日

証券取引等監視委員会

石山Gateway Holdings株券に係る内部者取引事件の告発について

証券取引等監視委員会は、本日、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の嫌疑で、嫌疑者1名を東京地方検察庁に告発した。告発の対象となった犯則事実については下記のとおり。

  • 1.告発の対象となった犯則事実

    犯則嫌疑者は、平成26年10月29日、株式会社東京証券取引所が運営するジャスダック市場に株券を上場していた石山Gateway Holdings株式会社の従業員から、同人がその職務に関し知った、同日、同社が粉飾決算をしたとする金融商品取引法違反の嫌疑事実により証券取引等監視委員会の強制調査を受けた旨の同社の運営、業務及び財産に関する重要な事実であって投資者の投資判断に著しい影響を及ぼす重要事実の伝達を受けたものであるが、同事実の公表前に同社の株券を売り付けて損失を回避しようと考え、法定の除外事由がないのに、前記重要事実の公表前である同月30日、証券会社2社を介し、犯則嫌疑者ほか1名名義の同社株券合計43万5400株を代金合計4322万600円で売り付けたものである。

  • 2.関連条文

    金融商品取引法第197条の2第13号、第166条第3項、同条第1項第1号、同条第2項第4号

法定刑:5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金又は併科

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