証券取引等監視委員会メ-ルマガジン (第3号) 平成23年1月31日
証券監視委ホームページ http://www.fsa.go.jp/sesc/index.htm

<目次>

1. 委員再任の挨拶

2. 新着情報

3. 市場へのメッセージ

4. コラム


1.委員再任の挨拶


証券取引等監視委員会 委員 福田眞也

昨年12月に、証券監視委の委員として再任され、引き続き市場監視の職務にあたらせていただくこととなりました。

前体制時の3年間では、佐渡委員長のもと、証券監視委の様々な機能を機動的・戦略的に組み合わせ、迅速・効率的な市場監視を目指して取り組んで参りました。

これからの3年間、新たな体制で取り組んでいくにあたり、この1月18日には活動方針を公表したところですが、その重点施策に、私の専門分野に関係する「不公正取引や虚偽記載等への厳正な対応」や「ディスクロージャー違反に対する迅速・効率的な検査・調査の実施」があります。こうしたことを受け、専門性も生かしながら、証券監視委の使命である市場の公正・透明性の確保と投資者の保護を目指し尽力して参りますので、引き続き皆様方のご協力を、よろしくお願い申し上げます。


2.新着情報


  • 「金融商品取引業者等に対する検査における主な指摘事項」及び「最近の証券検査における指摘事項に係る留意点」を更新しました。

    http://www.fsa.go.jp/sesc/kensa/kensa.htm#03


3.市場へのメッセージ


◆第7期証券監視委活動方針◆

この1月18日、証券監視委では、昨年12月に発足した第7期新体制のもと、以下の通り今後3年間の活動方針『公正な市場の確立に向けて ~「市場の番人」としての今後の取組み~』を公表しました。

PDFhttp://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2011/2011/20110118-1.pdf

証券監視委においては、当該活動方針に基づき、引き続きその使命の達成に向けて取り組んで参ります。

1.証券監視委の使命

証券監視委は、引き続き

○市場の公正性・透明性の確保

○投資者の保護

を目指して市場監視に取り組んでいきます。

2.基本的な考え方

国際的な金融危機の発生とこれを受けた国際的な規制枠組みの再構築が行われる中、これらを踏まえて金融商品取引法の累次の改正や金融商品・取引のイノベーションが進むなど、わが国市場を取り巻く状況はダイナミックに動いています。証券監視委は、こうした大きな変化に対応し、「市場の公正を汚す者には怖れられ、一般投資家には心強い存在」であるべく、3つの基本的な考え方に則ってその使命の達成に取り組んでいきます。

(1)機動性・戦略性の高い市場監視

(2)市場規律の強化に向けた働きかけ

(3)市場のグローバル化への対応

3.重点施策

市場監視の各手段を戦略的に活用しながら、特に以下のような点に重点をおいて、実効性のある効率的な市場監視を行っていきます。

(1)包括的かつ機動的な市場監視

(2)不公正取引や虚偽記載等への厳正な対応

(3)ディスクロージャー違反に対する迅速・効率的な検査・調査の実施

(4)課徴金制度の一層の活用

(5)検査対象先の特性に応じた効率的かつ実効性ある証券検査の実施

(6)自主規制機関などとの連携


4.コラム

[日本証券業協会からの寄稿]


◆未公開株や社債等の被害防止への取組みについて◆

昨今、高齢者の方を中心に「未公開株」、「社債」、「ファンド」等の取引に関する被害が増加しています。その手口は、「上場時には値上がりが確実である」と未公開株を勧誘するケース、複数の業者を装って騙すケース、被害回復をうたうケース、公的機関を装うケースと様々です。

日本証券業協会では、積極的な被害防止への対応を行い、証券市場の信頼性を確保していくため、平成22年1月に公表した「未公開株式の投資勧誘による被害防止に向けた具体的な方策について」報告書に取りまとめられた被害防止のための施策につき適宜対応しているところでございます。

本協会ではこれまで、「未公開株通報専用コールセンター」を設置して情報の集約・行政への提供を行うとともに、注意喚起のためのポスター・リーフレットの作成・配布、マスメディアや講演を通じての周知広報活動に努めてまいりました。

今後も、周知広報活動を行うとともに、証券業界として未公開株や社債等の被害を防止するための取組みのあり方の検討、一般向け証券知識の普及・啓発活動の一環として未公開株や社債等の勧誘被害に関する注意喚起等を行っていく予定でございます。

未公開株や社債等に関する不審な勧誘を受けた場合には、ぜひ下記コールセンターまで御通報ください。

日本証券業協会 未公開株通報専用コールセンター

フリーダイヤル:0120-344-999

ご利用可能時間:9時00分~11時30分、12時30分~17時00分(平日のみ)

http://www.jsda.or.jp/html/oshirase/mikoukai.html新しいウィンドウで開きます


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<発行>

証券取引等監視委員会 事務局総務課

(情報公開・個人情報保護係)

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