証券取引等監視委員会メ-ルマガジン(第9号)平成23年7月29日
証券監視委ホームページ http://www.fsa.go.jp/sesc/index.htm

<目次>

1.新着情報

2.市場へのメッセージ

3.コラム


1.新着情報


◎「金融商品取引業者等に対する検査における主な指摘事項」及び「最近の証券検査における指摘事項に係る留意点」を更新しました。

http://www.fsa.go.jp/sesc/kensa/kensa.htm#03


2.市場へのメッセージ


◆課徴金事例集の公表◆

証券監視委は、平成23年6月21日、平成22年5月から平成23年4月までの間に課徴金納付命令が発せられた、金融商品取引法違反の課徴金31事例(インサイダー取引関係14事例、相場操縦関係5事例、開示書類の虚偽記載に係るもの11事例等)について、その概要をとりまとめ、「金融商品取引法における課徴金事例集」として公表しました。

PDFhttp://www.fsa.go.jp/sesc/actions/jirei_20110621.pdf新しいウィンドウで開きます

今回の事例集は前回に引き続き、事案の内容が理解しやすくなるよう適宜概要図を挿入した他、事案に見られる特徴的な事象についても可能な限り解説を加えました。

また、課徴金制度導入以降、通算173件に及ぶ勧告事案を通観した傾向分析を行い、掲載しています。例えば、インサイダー取引については、重要事実別の勧告状況、違反行為者や情報伝達者の属性別勧告状況、違反行為に使用された証券口座別(自己名義、借名、その両方)の分類などを掲載し、開示書類の虚偽記載については、上場市場別分類、業種別分類、不適正な会計処理の類型などを掲載しています。

さらに、課徴金勧告には、至らなかったものの、自発的訂正等を慫慂した開示検査事案の概要を盛り込むことなどにより、内容を充実させました。

証券監視委としては、本書により市場監視行政の透明性が一層高まるとともに、市場参加者の皆様に、この課徴金事例集を十分に活用して頂くことで、市場参加者の自主的規律の促進が図られ、ひいては証券市場における取引の公正や適正開示に資するものとなることを期待しております。


3.コラム
[日本証券業協会からの寄稿]


◆内部者取引の未然防止のためのJ-IRISSの活用に関する検討報告について◆

J-IRISS(ジェイ・アイリス:Japan-Insider Registration & Identification Support System)とは、不公正取引の防止及び市場の透明性・公正性の維持の観点から、証券取引所の全面的な協力の下、日本証券業協会が運営するシステムです。

J-IRISSを活用し、証券会社が顧客情報と上場会社の役員情報(上場会社により入力され、データベース化された情報)とを照合・確認することにより、顧客の内部者取引等の不公正取引の未然防止に役立っています。

本年1月、日本証券業協会及び全国の証券取引所は、内部者取引の未然防止に資するより一層の有効な施策について検討を行うため、「内部者取引の未然防止に関する検討チーム」を設置し、検討を重ねて参りました。そして、去る6月14日付けでその検討報告書を公表したところであります。

検討チームでは、J-IRISSが内部者取引等の未然防止を実効ならしめるための重要なインフラであるという共有認識のもと、J-IRISSへの上場会社のさらなる登録を促進するための具体的な施策について検討し、11項目の施策を取りまとめました。

今後、日本証券業協会及び全国の証券取引所のみならず、幅広い市場関係者にも御協力いただきながら、J-IRISSへの登録促進のため、各施策に注力して参ります。

○上記の検討報告書については、日本証券業協会のホームページをご覧ください。

PDFhttp://www.jsda.or.jp/shiryo/houkokusyo/files/j-iriss_110614.pdf新しいウィンドウで開きます

○本件に関するお問い合わせ先:日本証券業協会自主規制企画部 J-IRISS推進室

(TEL 03-3667-8470)


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«発行»

証券取引等監視委員会 事務局総務課

(情報公開・個人情報保護係)

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