証券取引等監視委員会メ－ルマガジン（第14号）平成23年12月27日
証券監視委ホームページ http://www.fsa.go.jp/sesc/index.htm

＜目次＞

１．新着情報

２．市場へのメッセージ

３．コラム

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１．新着情報

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◎「霞ヶ関から眺める証券市場の風景」（52回）が「金融法務事情」に掲載されました。

http://www.fsa.go.jp/sesc/keisai/keisai.htm#0410

◎「相場操縦について（その１）」が東京証券取引所メールマガジンに掲載されました。

http://www.fsa.go.jp/sesc/keisai/keisai.htm#1221a

◎「香港の資産運用会社等による不公正取引事案について」が「ビジネス法務」に掲載されました。

http://www.fsa.go.jp/sesc/keisai/keisai.htm#1221b

◎「香港の資産運用会社等による不公正取引事案への対応」が「週間金融財政事情」に掲載されました。

http://www.fsa.go.jp/sesc/keisai/keisai.htm#1219

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２．市場へのメッセージ

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◆インターネット掲示板を悪用した風説の流布及び偽計事件の告発について◆

平成23年12月21日、証券監視委は、インターネット掲示板を悪用した風説の流布及び偽計の嫌疑で、兵庫県在住の者を告発しました。

http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2011/2011/20111221-1.htm

犯則嫌疑者は、ジャスダック市場等に上場されている４銘柄の株券について、その株券売買のため、かつ相場の変動を図る目的をもって、インターネット掲示板上に、日刊紙や情報配信社の配信記事の引用を装うなどして、虚偽の内容の文字データを不特定多数の者が閲覧できる状態に置き、株価を上昇させ、上昇させた株価により同株券を売り付けていました。

インターネット掲示板を使って虚偽の情報を提供した上、自ら株券を売り付けるという事例は、本件が初めての告発事例となります。

証券監視委は、市場の公正性・透明性の確保を図るべく、インターネット上に掲載される株式情報等についても監視の目を光らせています。

上記のような虚偽の情報のインターネット上への書き込みは、法令違反になり、悪質性重大性の大きい件では今回のように刑事告発の対象になりますので、投資家の皆様にはこうしたことをなさらないようご留意をお願いいたします。

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３．コラム
［東京証券取引所自主規制法人からの寄稿］

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◆東京証券取引所自主規制法人における考査業務について◆

東京証券取引所自主規制法人は、その自主規制業務の1つとして、取引参加者に対する「考査」を行っています。

考査の目的は、東証市場における売買の執行及び決済の担い手である取引参加者（主として証券会社）の健全性・信頼性を確保することにあります。この目的を達成するため、考査員が取引参加者の本店その他の店舗に直接赴き、東証市場における売買に係る受託から執行・決済までの業務を中心に、法令及び取引所諸規則の遵守の状況並びに営業若しくは事業又は財産の状況を調査・検証します。検証の結果、法令や取引所諸規則に違反する行為が認められた場合には、注意の喚起や処分の判断を行います。また、違反行為が認められなかった場合であっても、それが発生するおそれのある状態が認められた場合には、その発生を未然に防止するため改善を求めて、要請や勧告の判断を行います。

なお、本年11月22日に株式会社東京証券取引所グループと株式会社大阪証券取引所との経営統合が発表されたところですが、考査の分野ではそれ以前より、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌の全国各証券取引所及び日本証券業協会との間での連携が行われており、共通の取引参加者に対しては合同で考査を行っています。また、証券取引等監視委員会の検査部門との間でも、情報交換や、ワークショップを開催しての事例研究を通し、知識や検査ノウハウの共有を図るなどしております。

東京証券取引所自主規制法人は、今後も関係各機関との連携を深め、適時適切な考査を遂行することにより、取引参加者の健全性・信頼性の確保を通した市場の公正性確保に努めてまいります。

東京証券取引所自主規制法人　考査部

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官邸のブログ（官邸かわら版）へのリンク

http://kawaraban.kantei.go.jp/

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