クレディ アグリコル インドスエズ セキュリティズ(ジャパン)
リミテッドに対する検査結果に基づく勧告について

平成15年6月24日
証券取引等監視委員会

1.勧告の内容

 証券取引等監視委員会は、クレディ アグリコル インドスエズ セキュリティズ(ジャパン)リミテッド(東京支店 東京都千代田区神田神保町、役職員約70名、以下「CAI証券」という。)を検査した結果、下記のとおり当該外国証券会社に係る法令違反の事実が認められたので、本日、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項の規定に基づき、行政処分を行うよう勧告した。


2.事実関係

○ 特別の利益を提供することを約して勧誘する行為

 CAI証券は、平成14年3月19日、特定の法人顧客に対し、当該顧客との取引の継続の見返りとして、既に発生していた顧客の責に帰すべき事由により生じた株式の委託売付注文の受渡未済費用(いわゆるフェイルコスト)に係る債権を放棄することを約束して、有価証券の取引の勧誘を行った。

  当該外国証券会社が行った上記行為は、外国証券業者に関する法律第14条第1項において準用する証券取引法第42条第1項第9号に基づく外国証券業者に関する内閣府令第24条第21項において準用する証券会社の行為規制等に関する内閣府令第4条第2号に規定する「有価証券の売買その他の取引につき、顧客に対して特別の利益を提供することを約して勧誘する行為」に該当すると認められる。

補足説明


 

 

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