【金融ここが聞きたい!】 |
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このコーナーは、記者会見における質疑・応答(Q&A)などの中から、金融を巡る時々の旬な情報をセレクトしてお届けするものです。もっと沢山ご覧になりたい方は、是非、金融庁ホームページの「記者会見概要」のコーナーにアクセスしてください。 |
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:一般論としてお答えしますと、取引所の主要株主の認可申請につきましては、個々の申請に応じて審査を行った上で、その審査内容について利益相反の可能性がなく、法令の要件に適合していると認められる場合には認可することになると考えております。 |
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:この一年間振返ってみますと色々なことが金融行政を巡ってあったと思います。その中で私に課せられた大きな課題は、金融再生の総仕上げを実現していく。具体的には、「金融再生プログラム」の目標を達成していくことでしたので、「金融再生プログラム」に盛込まれた諸施策を展開することによって、また関係者の皆様方の大変な御努力によってこの「金融再生プログラム」の目標以上の成果を得ることができたことは、非常に感慨深いものがあります。 更に「金融再生プログラム」以降の金融行政の指針として「金融改革プログラム」と「工程表」を策定・公表させていただきました。再任させていただくにあたっても、この「金融改革プログラム」の諸施策を展開することによって、今後は活力ある金融システムを構築していくために全力を尽くしていきたいと思います。また構造改革を進めていくにあたって、金融改革は非常に重要な改革の分野ですので、決意も新たにこの金融改革の推進に一生懸命取り組んでいきたいと思っております。 |
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このコーナーは、とかく専門的でわかりにくい金融に関する用語や様々な疑問について、わかりやすく解説するものです。 今月のキーワードは「グリーンシート」です。 |
「グリーンシート」とは、証券業協会が、未公開企業の株券等を売買するために、平成9年7月からスタートさせた制度で、本邦法人が我が国において発行する上場されていない株券等のうち、証券会社が証券業協会に対して届出を行って、その証券会社が継続的に売り気配・買い気配を提示している銘柄(グリーンシート銘柄)について売買できる制度のことをいいます。 我が国では、株式を公開した際のディスクロージャーのための内部体制の整備や、ディスクロージャーに伴うコストが加重であるといった理由から、中小企業の多くが株式を公開しておりませんでした。また、ディスクロージャーのなされない未公開株券等については、投資家にとっても投資判断のための材料に乏しく、流通を促すことが困難であるという問題点がありました。 従来、証券業協会の規則では、公開されていない有価証券については、証券会社が投資勧誘を行うことが禁止されてきましたが、上記問題点を踏まえ、証券業協会では、規則を改正し、一定のディスクロージャーがなされることを条件に未公開企業の株券等を売買することを可能とするグリーンシート制度を創設しました。 このような制度創設後も、グリーンシート銘柄については、証券取引法上特別の規定は設けられていませんでしたが、その後、グリーンシート制度の認知度を上げるとともに、インサイダー取引規制などの不公正取引ルールを適用してその信頼性を高めることによって、その売買の状況を活発にし、中小企業の資金調達を促すべく、平成17年4月から、証券取引法上、「取扱有価証券」として定義されるに至っております。 証券取引法において、「取扱有価証券」については、インサイダー取引規制の対象とされているほか、売買価格等の公表義務が規定されるなど、認知度を高めるとともに、その信頼性を確保するための制度が法定されております。 なお、グリーンシート銘柄についてのディスクロージャーについては、発行者の負担という上記問題点を踏まえ、グリーンシート銘柄であることを理由とするディスクロージャー義務は法定されておらず、証券業協会の規則にしたがって一定の会社情報を開示すれば足りることとされております。 このような証券取引法上の措置などにより、今後グリーンシート制度が幅広く認知され、売買も活発に行われることが期待されます。 |
〇 大臣・副大臣・政務官への質問募集中 本号では休載させていただきましたが、アクセスFSAでは、読者の皆様から寄せられた金融を巡る大臣・副大臣・政務官へのご質問に、大臣・副大臣・政務官が直接お答えする【大臣に質問!】、【副大臣に質問!】【政務官に質問!】のコーナーを設けております。「金融庁のやっている金融行政って、よくわからないんだけれど、大臣・副大臣・政務官にこんなことを、是非、直接聞いてみたい!」というご質問がございましたら、金融庁ホームページの「ご意見箱」にお寄せください。その際、ご意見箱の件名の欄には、必ず「大臣に質問」「副大臣に質問」「政務官に質問」とご記入ください。また、本文の欄にご質問の内容をご記入下さい。ご意見箱のコーナーには、「45行以内」とありますが、「大臣に質問」、「副大臣に質問」、「政務官に質問」の場合には、ご質問の趣旨を明確にさせていただくために、恐縮ですが100字以内に収めていただきますようお願いいたします。お寄せいただきましたご質問の中から1問選定させていただき、「アクセスFSA」において大臣・副大臣・政務官の回答を掲載させていただきます。大臣・副大臣・政務官へのご質問がございます方は、「ご意見箱」へどうぞ。また、「大臣・副大臣・政務官への質問募集中」にもアクセスしてみてください。 |
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