金融研究センターの概要

平成28年6月20日現在

センターにおける研究課題等

金融研究センターでは、下記研究課題等について、調査研究を行っています。

  • 1.市場リスク計測手法についての考察

    市場リスク計測手法について、バーゼル銀行監督委員会が定める枠組みを中心に、文献等を用いて、過去の経緯や他のリスク・カテゴリーの計測手法との関連性等を調査・研究し、本邦のリスク管理の高度化に資する示唆を得る。

  • 2.高頻度取引(HFT)の戦略分析

    日本株式市場における高頻度取引(HFT)の戦略分析を行う。近年、取引量が高まるHFTの戦略手法について、確率的モデリング、統計的分析を通じて知見を得ることによって、健全な株式取引市場の設計、維持に役立つことが期待される。

  • 3.国際的な規制の導入に関する影響度評価、システミックリスク分析・評価手法等

    主に証券分野における国際的な規制の導入に関するマクロ的な影響度評価やシステミックリスク・エマージングリスクの分析・評価手法(モデル分析を含む)等について、理論のみならず計量的な分析も含んだ調査・研究を行う。

  • 4.国際的な動向を踏まえた金融サービス利用者保護に係る日本における現状調査と今後の課題への提言

    OECD等の国際機関による先進的な金融サービス利用者保護に関する提言等を踏まえた、海外主要国における取り組み事例の調査、また、日本における関係省庁の取り組みや金融業界(銀行・保険・証券会社等)の自主的な取り組みに関する調査と現状評価を行い、今後の課題への提言等の研究を行う。

  • 5.金融分野におけるサイバーセキュリティ対策向上に向けた諸問題の調査・研究

    当局及び金融機関等のサイバーセキュリティ対策に関連して、金融分野におけるサイバーセキュリティの脅威となり得る手口及びその対策、海外の金融機関における取組みレベルの調査及び国内金融機関とのギャップの有無等(特に、サイバー攻撃対策の外注・内製化の考え方の違いやリソース配分の違いの背景の分析)、海外の金融監督当局における監督・検査の目線、演習その他の効果的施策等の整理及び、サイバー攻撃に係る効率的・効果的な演習のあり方について調査・研究を行う。

  • 6.人口減少下における地域金融機関のあり方

    地域金融市場は人口減少に伴い縮退することが予想される一方、持続的な地域経済の発展を考えると良質な地域金融サービスも継続的に提供され続けなければならない。そこで、民間の営利組織としての銀行が、収益性が低下しビジネスとしての魅力が低減する地方部において持続するためのあり方について調査・研究を行う。

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