【金融ここが聞きたい!】 |
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このコーナーは、大臣の記者会見における質疑・応答(Q&A)などの中から、時々の旬な情報をセレクトしてお届けするものです。 もっとたくさんご覧になりたい方は、是非、金融庁ホームページの「記者会見概要」のコーナーにアクセスしてください。 |
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:一つの組織というのは、単に組織を紙の上で書いただけではだめでして、それなりの歴史も必要ですし、ノウハウの蓄積も必要ですし、人材の集積も必要ですし、一夜にして完璧なものができ上がるということは、実はあり得ないことだろうと思っております。規則制定権とか行政処分については、これは金融庁側が持っているわけでございますが、これはもともと見張っている方と処分する方とは、一種のファイアウォールがあった方が良いという平成3年、4年ぐらいの議論のきちんとした延長線上にある話でして、私は現在の組織で良いと思っていますし、実際には証券取引等監視委員会は、今回の(ライブドア)事件に関しても有効に動いていたと思っております。 |
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:もともと、コーチとアンパイアが同居しているのはいかがなものかということで制度が考えられているわけですから、行政処分をすべきだと勧告するところと実際に行政処分を行う役所が組織上違っても、それは一向に妨げにならないと思っておりますし、証券取引等監視委員会が勧告したにもかかわらず、金融庁が不作為でその事案を放置しておくということはあり得ないことでありますから、それは今の制度で現時点では十分だろうと思っております。 |
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:刑事的な処分と行政処分と2種類、処分の仕方はありますけれども、より機動的に処分を行うためには、課徴金制度というのは迅速ですし、有効な方法であると私は思っております。 また、課徴金制度というのは、やはり先ほど申し上げましたように行政処分ですから、ある程度の迅速性、機動性というものがあるというのが、私は特徴であるというふうに思っております。 |
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:東証の果たしている役割というのは、日本経済にとっても、諸外国の投資家の皆様方にも極めて重要な存在であると思います。従いまして、日本経済だけではなく、国際金融市場における重要なインフラであると思っております。従いまして、東証のシステム自体の信頼性、或いは東証の色々な規則、こういうものはやはり世界で通用するものでなければならないというのは言うまでもありません。 今日のこの問題に対する有識者の皆様方の会合は、何か東証を叱るという話ではなく、東証に皆さんがどういうことを望んでいるのかということをよく聞いていただくということが一つ、それからもう一つは、東証自体がこういう改革をしたいと思っておられることについて社会的に後押しをしていただく、この2点であろうと私は思っております。 システムの増強というのは、機械の準備、システムの整備等で一定の時間を要するということは理解できますが、その時間をなるべく短縮して、こういう事態に備えていただきたいと思っております。 |
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:顧客の大事な情報が外部に流出する。しかも、今回の流出は、暴力団のフロント企業関係だという報道に接しまして、非常に驚愕するような事件であったと私は実は思っております。どういうことでそういうことが起きたかは、まだ事件は進行中でございますので分かりませんけれども、いずれにしても、情報の管理ということについては、金融機関の信頼性、信用性という観点から、みずほ銀行のみならず、各行とも意を尽くしていただかなければならないことだと思っております。 いずれにしても、金融庁としては、この問題からも更に学ぶべきものがあるのだろうと思っております。 |
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