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FSA Analytical Notes(2025.10)
「FSA Analytical Notes(2025.10)」を公表しました。 全文
金融機関の経営環境や収益構造が変化していく中で、データに基づき、経済・市場動向を理解し、個別金融機関の経営状況や金融システム全体の強靭性・脆弱性を的確に把握することが重要です。金融庁では、こうした観点から、貸出データや企業の個社データ等の粒度の細かいデータ(高粒度データ)等を活用した分析に取り組んでおり、その一部は『FSA Analytical Notes ―金融庁データ分析事例集―』として公表する方針としています。
今回のレポートでは、『地方銀行の住宅ローンのデフォルト状況に関する分析』を掲載しています。
本稿では、貸出明細データを活用し、地方銀行の住宅ローンの信用リスクについて実態把握を進めるべく、債務者区分をもとにデフォルト状況に関する分析を試みた。分析の結果、地域や実行年度、貸出期間などの属性別のデフォルト率水準を把握できたほか、貸出期間の長短など属性によりデフォルト率に水準差があることを確認できた。引き続き、今後の貸出明細データ蓄積に合わせて時系列変化等のより多面的な分析を行うことで、貸出明細データを活用したモニタリングの高度化を進めていく。
金融行政におけるデータ活用の高度化は、中長期的な課題です。金融庁としては、今後とも、金融行政を不断に改善していく観点から、組織としてのデータ分析力の向上及びデータ整備への取組みを鋭意進めていきます。
※なお、特段の注記がない限り、本レポートにおける図・表は金融庁作成です。
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金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
総合政策局リスク分析総括課マクロ・データ分析監理官室(内線2819、2828)
E-mail datastrategyoffice[at]fsa.go.jp