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第一六八回臨時国会 衆議院財務金融委員会における渡辺金融担当大臣の発言要旨

(平成19年10月23日)

金融担当大臣の渡辺でございます。よろしくお願い申し上げます。本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせて頂きます。

(金融仲介機能の充実と利用者保護・利用者利便の向上について)

我が国の金融システムは、不良債権比率の低下に見られるように全体として健全性が高まっております。こうした中、金融機関が自らの責任と判断で適切にリスクを取って金融仲介を行い、資源の適正配分機能を果たしていくことがますます重要となっております。

金融仲介機能の更なる充実に向けて、地域密着型金融の一層の推進等、金融機関の自主的・持続的な取組みを促す枠組みを引き続き進めてまいります。

最近のサブプライム・ローン問題については、現時点において、日本の金融システムに深刻な影響を与えるような状況にあるとは考えておりませんが、このような市場の動きに対しては、幅広い観点から、金融機関のリスク管理状況や金融市場の動向等について、内外の関係当局とも連携しつつ、十分注視してまいります。

次に、利用者保護・利用者利便の向上の観点からは、本年九月末に施行された金融商品取引法について、今後、円滑な定着を図るとともに、適切な運用に努めてまいります。また、多重債務問題の解決に向けて、関係省庁等と連携し、「多重債務問題改善プログラム」を効果的に実施しつつ、貸金業制度改革を円滑に進めてまいります。

郵政民営化により今月からスタートしたゆうちょ銀行・かんぽ生命保険に対しても、法令に則り、適切に監督してまいります。

(我が国金融・資本市場の競争力強化について)

続いて、我が国金融・資本市場の競争力強化に向けた取組みについてご説明致します。「貯蓄から投資へ」の流れの中で、豊かさを実感できる社会を構築するためには、千五百五十兆円を超える家計が保有する金融資産に多様な運用機会を提供することが重要であります。同時に、内外の企業等による資金調達の場として我が国金融・資本市場の魅力を更に高めることも求められています。こうした魅力の向上を図ることは、我が国金融・資本市場を活性化させ、ひいては、我が国経済の持続的な成長にも資するものと考えております。

そのためには、取引所等の市場のインフラの整備、金融機関等の市場参加者の取組み、より良い規制環境の構築など総合的な取組みが必要であり、今後、金融審議会での議論等を踏まえ、「金融・資本市場競争力強化プラン」の年内の策定に全力で取り組んでまいります。より良い規制環境の構築に関しては、金融機関の自助努力を促す仕組みを重視することや、重要課題に優先的に行政対応を行っていくことなど、「金融規制の質的向上」、いわゆるベター・レギュレーションの取組みも進めてまいります。

(結び)

こうした取組みを通じ、引き続き、金融システムの安定、利用者保護・利用者利便の向上、及び公正・透明で活力ある市場の確立に全力を尽くしてまいる所存であります。当委員会の原田委員長及び委員の皆様におかれましては、何卒よろしくお願い申し上げます。

(以上)

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