英語版はこちら新しいウィンドウで開きます

与謝野内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策) 記者会見要旨

(平成18年3月14日(火)9時25分~9時34分 於 参議院議員食堂)

1.発言要旨

閣議は案件どおりでございまして、特に報告はございません。

以上です。

2.質疑応答

問)

証券監視委が、昨日、ライブドアの堀江前社長らを告発したのを受けて、東証はライブドア株の上場廃止をしました。投資家に与える影響も大きなものになりそうですけれども、今回の事件が市場に与えた教訓、それから今後の市場行政の課題など、大臣の御所見をお伺いいたします。

答)

一連のライブドア事件で起きたことは、典型的な証券取引法違反でございまして、風説の流布とか偽計とか、或いは今回、有価証券報告書の虚偽記載というのは、従来から証取法の中での典型的な違反事案でございまして、特に新しい形の犯罪ということではないと私は思っております。

いずれにしても、これは裁判所に公判を請求したわけですから、いずれ裁判所としての結論が出てくると思います。

一連のことで、やはり株を発行する発行体の方も、また証券会社、東証、監査法人、一般的な投資家も、やはりルールに基づいて取引が行われなければならないということが、いわば社会的な警告として受け止められたのではないかと、私はそう思います。

問)

あいおい損保、それから損保ジャパンと、積み立て保険の商品説明で誤表示が相次いで発覚していますけれども、この問題について大臣の御所見をお願いします。

答)

これは、恐らく意図的に行ったということよりは、契約の条文を書くときのミス、説明のミス、担当者の理解不足等々、色々なことが重なって起きたことであると思っております。

しかしながら、契約者には迷惑をかけたわけですから、それについての十分補う措置は、保険会社側でとらなければならないことだと思っております。

問)

昨日、総理のところに、本間先生と吉川先生と一緒にお話に行かれたようですけれども、歳出・歳入の方のシナリオ作りについて、新たに総理から指示があったのでしょうか。

答)

昨日は、色々なシナリオを何通りか用意していますので、その御説明に総理のところに参りました。要すれば、私の学力不足をお2人の教授に補っていただいたということです。

問)

大臣は、以前、国会答弁で、9通り程あるのではないかというお話をされていますけれども。

答)

9通りはあるのですけれども、その中から典型的なものを拾い出してやろうと思っています。

問)

北海道の道州制特区の関連ですけれども、内閣府として、15日の自民党の小委員会に法案骨子の修正版を出すというふうに伺っているのですが、当初の第1回の案の中で、北海道特例の優遇措置の維持について、5年後から縮小となっているかと思うのですけれども、それについては北海道庁の批判が大きいかと思うのです。猶予期間を10年なり何年なり延ばすとか、そういうお考えはありますか。

答)

これは、政府と党の間で調整しなければいけないわけですけれども、権限は移譲してくれ、人は受け取らない、北海道特例は半ば永久に続けてくれと、こういう要求は、今の時代には通らないと私は判断しています。党の伊吹さんも、同じような考え方ですけれども、それでもその間、北海道の方々とどの辺で合意点が見つけられるかということを今やっておりますので、党の方でも、色々伊吹委員会の方で考え方があるようで、内閣府としては、目一杯きつい案をぶつけてみたのですけれども、党の方で北海道の方々との考え方を調整してくださるものと思っています。ただ、私どもとしては、やはり人の異動とか、それから北海道特例の問題とかということについて、気持ちの上では譲れない部分が幾つかあるわけです。

問)

武部幹事長は、その優遇措置を5年後から縮小というのを、10年後から段階的に縮小したらいいのではないかと言っておりますけれども、その辺は大臣としてはどのようにお考えでしょうか。

答)

内閣府の案を出したことによって、色々な案が出てきたということは歓迎すべきことだと思います。

問)

野球の日米戦で、球審の疑惑の判定について、大臣はどのように御覧になりましたか。

答)

これは、そのシーンを見ていないので、タッチアップでしょ。スポーツというのは何でもそうですけれども、目で見る判定と、後でビデオで解説する判定とが違うというのは当たり前のことなのです。目で見た判定をビデオで見て、これは間違いだという、それは審判にとって気の毒なのではないかと思います。やはり、目で見て判定するというのがスポーツ判定の仕方なので、ウインブルドンなどは、ラインをオーバーしたかどうかを赤外線でやっているという場合もありますけれども、それはもともとそういうものを採用してやるという話ですから、やはりタッチアップが早過ぎたのか早過ぎないのかというのは、審判の主観的判断というものが野球の絶対的な判断というふうに考えております。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る