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与謝野内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策) 記者会見要旨

(平成18年5月30日(火)9時21分~9時29分 於 国会内)

1.発言要旨

閣議は案件どおりで特段御報告することはありません。

2.質疑応答

問)

今日、失業率が発表になりました。4.1%と横ばいでしたが。

答)

失業率は4.1%と3カ月連続同水準で、この水準は他の国々の失業者の統計に比べても良い数字だろうと私は思っておりますし、またわずかですけれども、有効求人倍率も上がったわけですから、雇用環境は安定し、若干ですが、改善しつつあるというふうに思っております。

問)

昨日、生保の決算が出揃いまして、主要9社によりますと8年ぶりの増収ということになりました。中には三利源の公表に踏み切る社もありますけれども、そうしたことを御覧になっていかがですか。

答)

生保もようやく経済環境が良くなってきて、本来の生保の事業が少しずつ順調さを取り戻していると思います。これは喜ぶべきことでございます。

しかしながら、よく見れば逆ざやはまだわずかですけれども残っている。生保が本当に健全だというのは、やはりこの逆ざや状態が解消することだろうと私は思っております。各社の御努力を心から期待をしております。

問)

少し話が変わるのですが、社会保険庁の方で不正が次々と発覚しております。どのように御覧になっておられますか。

答)

これは、やはり現場での色々な今までのやり方、管理体制、職員の意識、そういうものが生み出したものだと思っておりますので、多分厚生労働大臣を先頭に、こういう職場の体制・体質を抜本的に改革しようという努力が直ちに始まるものと私は確信をしております。

問)

生保決算ですが、好調だった決算の一方で、昨年行政処分を2度受けた明治安田生命が業界3位から4位に転落しました。これについて御感想をいただけますか。

答)

私は野球の順位もコメントしないことにしているので、順位についてはコメントをしないということです。

問)

日曜日のテレビ番組でもありましたけれども、ポスト小泉の中に与謝野大臣の名前がまた最近出てきておりますけれども、大臣、感想をお願いします。

答)

「第3の男」という映画は見たことあるのですけれども、「第5の男」というのは余り見たことがないので、コメントしようがないです。

問)

デフレ脱却についてまたお伺いしたいのですけれども、総理が7月のサミットでデフレ脱却宣言をするという方向で調整に入ったという報道がありますけれども、この点についていかがでしょうか。事実のところを教えていただけますか。

答)

私は、そういう記事は読みましたけれども、コメントできる材料は一つも持っておりません。

問)

物価を巡る指標というのは、内需デフレーターにしても、CPIにしても、需給ギャップにしても、好転しているように見えるのですが、デフレ脱却判断に向けて、判断を前進させることができるというふうにはお考えにならないでしょうか。

答)

前回の記者会見でも申し上げたのですけれども、物価状況はどんどんよくなっていると、悪い段階から脱しつつあるというのが私の基本的な認識ですけれども、デフレという言葉はやはり一般物価の持続的下落というふうに定義をすれば、今の物価状況というのは少なくとも企業決算等には全く影響が出ていないというふうに私は考えております。

(以上)

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